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ミクソリディアンスケール~その11~/ミクソリディアンとブルース~その4~

どうも、大沼です。

 

”ミクソリディアンとブルース~その4~”始めていきましょう。

 

前回は、key=Aのブルースで「Ⅰ7」にあたるコード、「A7」の上で、
どんなスケールを使ってソロをとるのか?と言う事を解説しました。

 

その内容を簡単にまとめると、

・Aミクソリディアン、Aメジャーペンタ、Aマイナーペンタの3種のスケールから、
A7のコードに対して、インターバル的に音を選んで弾く

・m3rdを弾く時は、m3rd→M3rdと動かしたり、
クォーターチョーキングを使って音程をM3rdに寄せる

と、こう言う事でした。

 

要するに、Ⅰ7(今回の例ではA7)のコードトーンと、
ミクソリディアンスケールの構成音に準拠しつつ、
ブルーノートをうまく使っていく、と言う話ですね。

 

この概念がわかっていれば、自分が実際に弾く時のスケールは、
上記3種の内、どれで考えても構わないわけです。

 

僕自身がブルースを弾く時は、マイナーペンタをベースに、
ミクソリディアンの構成音をプラスしたようなスケールポジションを想定しています。

 

※Aマイナーペンタトニックスケール重要ポジション+Aミクソリディアンスケール構成音
(青○がAマイナーペンタに含まれていない、Aミクソリディアンの構成音)

mixo11-1

 

この辺りは、慣れてくると自分の弾きやすいスケーリングが見えてきますので、
それまでは色々なパターンを試してみましょう。

 

では今回は、ブルースの残りの2つのコード、Ⅳ7とⅤ7の内、
『Ⅳ7にはどの様に対応していくのか?』

この辺りを詳しく学んでいきましょう。

 

例題は前回と同じくkey=Aのブルースです。

 

まず、key=Aのブルースの「Ⅰ7」にあたるコード「A7」上では、
主に”メジャー系スケール寄りの考え方で弾く”と言うことでしたね。

 

メジャーペンタもミクソリディアンも、どちらもメジャー系のスケールですよね。
なので使ってもOK、と。

 

マイナーペンタは思いっきりマイナー系のスケールですが、
マイナー感の強いm3rdの音を長く伸ばさないようにしたり、
クォーターチョーキングでM3rdに寄せたりと、
「もろにマイナーな感じを薄めて使う」手法を紹介しました。

 

で、次のコード。

 

key=AのブルースでⅣ7にあたるD7の上では何を使うのかと言うと、
主に『Aマイナーペンタ』を使います。

 

正確に言うと、D7上では、

「Dミクソリディアンをベースに考えながら、実際の奏法上では、
Aマイナーペンタで弾くと非常に演奏しやすい」

が正しいのですが。

 

この辺り、スケールとコードトーンが深く関わってきますので、
そこをこれから確認していきましょう。

 

さて、ではまず、そもそもとして、D7と言うコードに対応するスケールは
Dミクソリディアンスケールになります。

図、Dミクソリディアンスケール、代表ポジション

mixo11-2

基本的にD7上では、このスケールを使って演奏していれば問題ないのですが、
A7の時と同じように、若干、フィンガリング的に扱いづらい感じがありますし、
ゴリゴリのブルースっぽさからは、少し離れたニュアンスになってきます。

 

では、どうするのかと言うと、先にもお話ししましたが、
D7のコード上では、Aマイナーペンタを使ってソロを弾きます。

 

2つのスケールの構成音を見てみるとわかりますが、Aマイナーペンタの構成音は、
Dミクソリディアンの中に全て入っているんですね。

図、Aマイナーペンタ
mixo10-4

図、Dミクソリディアンの中のAマイナーペンタ
mixo11-3

見ての通り、すっぽりと収まっています。

 

なので実質的に、D7上でAマイナーペンタを弾くと、勝手に、
Dミクソリディアンを弾いているのと(ほぼ)同じ事になるわけです。

 

こういった理屈から、D7上で、一見関係のなさそうな、
Aマイナーペンタを使う、と言う手法が成り立つんですね。

 

もちろん、Dミソリディアンを使っても構いませんし、
もっと言えば、Dメジャーペンタなんかも使って良い事になりますよね。

(とは言え、Dメジャーペンタは少し扱いづらいですが笑。
自然なメロディー感が少し出しにくいので。やってみるとわかります。)

 

色々と使うスケールを試してみると、段々掴めてくるのですが、
ペンタ的なスケールから成り立つフレーズを弾くと、よりギターらしい、
ブルース~ロック的なニュアンスが強く出ます。

 

逆に、ミクソリディアンスケールや、D7のコードトーンをメインに考えて弾いていくと、
「ギターのフレーズっぽさ」が薄まり、Aマイナーペンタに含まれていない、
D7のM3rdであるF#音などを狙うと、フレーズが明るくなったりします。

D、D7のコードポジションの中に見るM3rd、F#音の位置

mixo11-4

 

この辺り、どのスケールを使うとどんな感じになるのか?を意識して、
スケール、フレーズを使い分けていきましょう。

 

スケールを覚えたてのギタリストがアドリブをとる時、
スケールポジションをパラパラ弾きまくる、と言う状態になりやすいのですが、
まず考えるべきなのは、使うスケールと、バックで鳴っているコードの構成音の関係性です。

 

D7の上でAマイナーペンタを使うにしても、Aマイナーペンタの構成音が、
D7のルート音、D音から見て、それぞれ何度の音になっているのか?
そこを把握した上で使う音を選んでいきましょう。

 

例えば、D7上でAマイナーペンタを使う場合、2弦8フレットのG音は、
ルート音Dから見てP4thにあたる音なので、長く伸ばしていると
段々とハズれた感じになってきますよね。

 

そこでよく使われるのが、G音をチョーキングやスライドなどで1音上げて、
Dに対してのP5thであるA音を鳴らす動きです。

mixo11-5

音名だけでインターバルを判断できるのが理想ですが、最初の内は青枠で囲ったように、
D(D7)のコードポジション内の音に移動させるイメージで音を選んでも良いでしょう。

 

このような見方を参考にして、使うスケールと
鳴っているコードの関係性(インターバル)を把握しながら、
アドリブの練習をしてみてください。

 

では、今回は以上です。

 

次回に続きます。

 

大沼

 

 

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プロフィール

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名前:大沼俊一

ギタリスト、音楽家、ギター講師

コーヒーの飲みすぎにより、カフェイン中毒に陥っている、 ギターを弾いたり音楽を作ったりする人。

音楽専門学校卒業後、ギタリストをしています。

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