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ミクソリディアンスケール~その12~/ミクソリディアンとブルース~その5~

どうも、大沼です。

 

長らく続いてきた、ミクソリディアンスケールの解説も今回で終わりです。

 

これまで、key=Aのブルースを題材に、Ⅰ7であるA7と、
Ⅳ7であるD7のコード上でどんなロジックでスケールを使うのか?
を解説しましたね。(※過去記事参照)

 

今回はブルースの3コードの内、最後の1つ、
Ⅴ7にあたるE7について詳しく見ていきましょう。

 

Ⅰ7、Ⅳ7の時と同じように、基本的にはⅤ7であるE7にも、
ミクソリディアンスケールを割り当てます。

 

(譜面や画像は全てクリックで拡大できます )

mixo10-1

もちろんそのまま、ミクソリディアンを使っても良いんですが、
やはり実際にプレイする場合は、ペンタ辺りで弾けたら楽ですね。

 

結論から言ってしまうと、E7(Ⅴ7)上では、主に、
AマイナーペンタかEのトライアド、
もしくはE7のコードトーンを使うことが多いです。
(と言うか、使っているブルースプレイヤーが多い印象です。)

 

と、言うことで、それぞれの手法とコードの関係性が
どのようになっているのか?を見ていきましょう。

 

まずAマイナーペンタの構成音が、E7のルート音であるE音から見て
何度になっているのか?ですが、この様になっています。

 

図1、E7のルート音、E音から見た、Aマイナーペンタの構成音のインターバル

mixo12-1

このブログを読んでいるような勤勉なあなたなら、
メジャー系のコードであるE7に対して、
微妙に使いづらい音が多いことがわかると思います。

図2

mixo12-2

Aマイナーペンタの構成音、A、C、D、E、Gの内、
E音とD音は、それぞれrootと♭7thなので、
普通に使っても問題ありませんね。

 

ですが残りのA、C、G音は、P4th、m6th(♭13th)、m3rdと、
E7に対して、何とも厄介な音が並びます。

 

じゃあ、どうするのか?と言うと、
理論的にかっちり音を選んでも良いんですが、実は、
強引にAマイナーペンタで弾ききっても大丈夫だったりします笑。

 

理由としては、微妙なインターバルの音でも、
長く伸ばしすぎなければどうにでもなるのと、
そもそもE7の範囲が1小節しかないので、
弾きまくっている内に次の小節に入ってしまうからです。

 

例えばこんなフレーズとか。

譜例1

mixo12-4

譜例2

 

mixo12-3

 

もう少し正確に、E7コードに対する、それぞれの音の許容範囲を示すならば、
E音(root)、D音(♭7) >> A音(P4th) >>>>>> C音(m6th)、G音(m3rd)
と、いった感じでしょうか。(その人の感覚にもよりますが)

 

譜例1のように、A音(P4th)は、そこそこいけたりします。
(ある程度音を伸ばしてもなんとかなる)

 

ですが、C音、G音には気を付けなればいけませんね。
伸ばしすぎると気持ち悪くなってきますので。

 

若干、トリッキーな手法としては、m3rdにあたるG音をクォーターチョーキングして、
M3rdであるG#音に近づけることと、m6thであるC音を半音チョーキングして、
M6thまで音程を上げる、なんて事も出来たりしますが。

譜例3(※スローテンポで弾いてみてください)

mixo12-5

 

もちろん、細かいことを気にせずに強引に行くならば、
譜例2のように、「とにかくマイナーペンタのフレーズを弾きまくる」
と言う手段もありです。

 

次に、EのトライアドとE7のコードトーンを狙う手法ですが、
これは文章そのままの方法ですね。

 

今使っているポジション周辺の、
EとE7のコードトーンを狙います。

mixo12-6

譜例4(トライアド系)

 

mixo12-7

譜例5(E7系)

mixo12-8

 

トライアドをベースにフレーズを作ると、牧歌的な感じに。

7thコードをベースにフレーズを作ると、
普通の3コードブルースの感じからは離れていきますね。
(どんなフレーズを弾くのか?にもよりますが)

 

僕個人としては、

ロックブルース的なフィーリングを出したい時は、
マイナーペンタベースで、

ジャズブルース的なフィーリングを出したい時は、
ミクソリディアンっぽい感じや、コードトーンベースで、

と使い分けていたりします。

 

その辺り、色々と試してみて、
自分なりの方法論を見つけていきましょう。

 

これまで解説してきたように、結局、重要なのは、
『コードに対して、どんな音を弾いているのか?』
を把握することです。

 

これがわかっていれば、最終的に、オーソドックスに行くのも、
アヴァンギャルドに行くのもその人の自由ですからね。

 

これまでの講座の内容を理解したら、
世のブルースプレイヤーの楽曲をコピーして、
彼らが、何を考えてプレイしているのか?を、
分析してみましょう。

 

そうしていけばきっと、彼らのプレイの良い部分を
あなた自身のプレイに生かすことが出来るように
なって来るはずです。

 

それでは、ミクソリディアンスケールの解説は、
今回で以上になります。

 

ありがとうございました。

 

大沼

 

P.S
実はE7に対して、Aメジャーペンタを使うことも出来たりします。

 

その時、M6thをうまく使うと、
アメリカ南部の広大な大地が思い浮かぶような、
ほがらかな明るい雰囲気がコントロール出来たりします。

 

まあでも、そこまで行くと、結局、
Eミクソリディアンとして見るのと
ほとんど変わらない気もしますが笑。

 

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音楽専門学校卒業後、ギタリストをしています。


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