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ロクリアンスケール~その2~/ロクリアンスケールの要素と色々な関係性

どうも、大沼です。

 

引き続き、ロクリアンスケールについて学んでいきましょう。

 

前回の記事では、
やたらとダークすぎるロクリアンの雰囲気を感じてみたり、
重要なポジションを2つほど覚えたりしましたね。

 

何度も言うように、

“ロクリアンをロクリアンとしてはほとんど使わない”のですが、
スケールの構造と重要なポジションを知っていて、かつ弾けること

それ自体は非常に大事です。

 

結局のところ、チャーチモードの7種は、
どのモードスケールのポジションを弾こうとも、
構成音自体は同じになりますよね。
(※keyとダイアトニックコードにそれぞれを対応させれば)

 

Cアイオニアンとして覚えたポジションでも、
D音を基準に考えて弾けばDドリアンだし、
B 音を基準に考えて弾けばBロクリアンです。

 

この辺りの、スケールポジションとしての覚え方(暗記の仕方)と、
各モード・スケールの響きの違いを、聴いただけで理解できる様になるには、
耳が慣れるまでにある程度の時間が掛かります。

 

初期段階としては、とりあえずはポジションを全て覚えてしまって、
日々の練習の中で繰り返し弾いておきましょう。

 

その後、バックで鳴っているコードとの関係性がわかってくると、
各モードの響きを感じられるようになりますので。

 

 

さて、では今回は、ロクリアンスケールを
ダイアトニックコードとチャーチーモード全体の観点から
見ていきましょうか。

 

まず、key=Cの楽曲があるとしたら、
ダイアトニックコードとそれらに対応するチャーチモードは
以下のようになりますね。

 

※メジャーキーの場合

ⅠM7 ー CM7 - アイオニアン
Ⅱm7 - Dm7 - ドリアン
Ⅲm7 - Em7 - フリジアン
ⅣM7 - FM7 - リディアン
Ⅴ7  - G7 - ミクソリディアン
Ⅵm7 - Am7 - エオリアン
Ⅶm7(♭5) - Bm7(♭5) - ロクリアン

 

で、赤字で示したように、ロクリアンは、
Ⅶ度の位置に来るわけです。

 

上はメジャーキーの場合ですが、マイナーキーの場合は、
メジャーキーで言う、Ⅵ度のエオリアンをⅠ度と見るので
ロクリアンはⅡ度の位置になります。

 

※マイナーキーの場合

Ⅰm7 - Am7 - エオリアン
Ⅱm7(♭5) - Bm7(♭5) - ロクリアン
♭ⅢM7 ー CM7 - アイオニアン

Ⅳm7 - Dm7 - ドリアン
Ⅴm7 - Em7 - フリジアン
♭ⅥM7 - FM7 - リディアン
♭Ⅶ7  - G7 - ミクソリディアン

 

これらのコードとモードの位置関係は、過去の記事で学んでもらえれば、
言っている意味はわかると思います。

 

 

次に、この辺りの理屈を踏まえた上で、理論書などで、
実際のコード進行の上で使うスケールを解説した例として
よく出てくるのはこういったものですね。

(※以下の画像は全てクリックで拡大できます)
ロクリアン2-2

これはこれで正しいのですが、ほとんどの場合、
実際に演奏する際はこんな事は考えて無くて、
普通は以下のように判断します。

 

ロクリアン2-1

で、フレーズを止める時や音を伸ばす時に、バックのコードに対して、
鳴らす音のインターバルに気をつける、と言った感じです。

 

もちろん厳密には色々なアプローチがあるので、
個別に細かく見る事もありますが、
基本的には上の様な解釈をするのが自然でしょう。

 

こう見ると、これまではチャーチモードの各スケールを
それぞれ分けて見ていきましたが、結局はkeyに対応させていれば
どのスケール(モード)でも構成音は同じ、というわけです。

(※例えばKey=Cのダイアトニックコードとモード・スケールの関係性で言うなら、
結局、C、D、E、F、G、A、Bの7音を使って、基準音を変えるだけ )

 

そして、7つのチャーチモードのスケールポジションを覚えている、
と言う事は、そのkeyの時に指板上で使える音の配置が全てわかる、
と言う事になりますよね。

 

なので、単体のモードとしてはほぼ使わない
ロクリアンのポジションも覚えておくべきなのです。

 

例えば、前回覚えた、Bロクリアンのこのポジションがありますね。

ロクリアン1-1

 

ここをB音を基準に見て弾いたら、Bロクリアンスケールですが、
C音を基準に見てこう弾いたら、Cアイオニアンスケールなわけです。

ロクリアン2-3

 

さらに、この同じポジションでD音を基準に見て弾いたら、
Dドリアンスケールとしても使えますね。

ロクリアン2-4

 

見ての通り、ここのポジション(というか音のひとかたまり)は、
上記の3種の内、どのスケールとして弾いても、
左手のストレッチが無く、使いやすいポジションだったりします。

(※こういう、複数のスケールが把握しやすく、弾きやすい、
便利なポジションがちらほらあるので探してみましょう)

 

他にも、細かく見ていけばキリがありませんが、
この辺をこう見たら1オクターブのEフリジアンだし、
ロクリアン2-5

 

ここをこう見たら、1オクターブのAエオリアンです。

ロクリアン2-6

 

そして何より、結局、全てCアイオニアン(Cメジャー)スケールの
構成音と同じなので、先ほどの様なコード進行があった時、
Cメジャースケールとしてフレーズを弾くのに、
どこをどう使っても良いわけですね。

(※ギターの構造上、比較的弾きやすくなるポジションというものはあります)

 

 

これまでも、過去の記事で色々なポジションを覚えてきましたが、
結局のところ、スケールポジションを覚えるという作業は、

『指板上のどこの位置でも、今使える音をパッと把握できるようにする』

という行為なわけです。(もちろん他にも意味はありますが)

 

なので7種類のチャーチモードの代表的なポジションは覚えておくべきですし、
弾けるのと弾けないのとでは、その人のギタープレイの自由度が全然違います。

 

この辺り、まだスケールをちゃんと覚えるという作業を、
きっちりやったことの無い場合は、言葉だけで言われても、
効果のほどについて、イマイチ実感が掴めないかもしれません。

 

今回は、“ロクリアンスケール”として様々なことを解説してきましたが、
それぞれのポジションは、見てのとおり、結局一番良く使う、
メジャー(アイオニアン)スケールでもあり、
ナチュラルマイナー(エオリアン)スケールでもあります。

 

そしてさらに、keyとダイアトニックコードの関係性を踏まえた上で、
基準にする音を対応させれば、ドリアンでも、フリジアンでも、
リディアンでも、ミクソリディアンでもあるので、
全部を覚えてれば全部で使える、って事です。

 

このような構造があるので、最初にお話ししたように、

“ロクリアンをロクリアンとしてはほとんど使わない”

けれども、

スケールの構造と重要なポジションを知っていて、弾けることは重要

なんですね。

 

 

さて、長くなりましたが、
ロクリアンスケールの解説は以上になります。

 

ぶっちゃけこのスケール(モード)自体は、まあ、まず使わないので、
解説としてはこんなものですね。

 

他のスケール同様、日々の基礎トレなどに組み込んで、
さらっとポジションは覚えてしまいましょう。

 

難しく考えずに、フツーに弾いていれば、
いつの間にか覚えていますので。

 

と、言うことで、今回の記事で、念願のチャーチモードの解説が
全て終了したので、次回からは、またちょっと別の方向性で
コンテンツを発信して行きたいと思います。

 

それではまた。

 

大沼

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名前:大沼俊一

ギタリスト、音楽家、ギター講師

コーヒーの飲みすぎにより、カフェイン中毒に陥っている、 ギターを弾いたり音楽を作ったりする人。

音楽専門学校卒業後、ギタリストをしています。


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音楽を学ぶ事の楽しさを~


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