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ダイアトニックコードのお話その8

こんにちは、shunです。

 

前回は、メジャーキーに対して
ⅠM7にあたるコードの解説をしました。

 

ⅠM7のコードは、

トニックコード(トニックメジャー)と呼び、
そのキーで最も安定するコード、
ということでしたね。

 

Key=Cの場合、ⅠM7にあたるコードはCM7。

 

今回はKey=CでⅤ7にあたるコード
G(G7)の機能について解説していきましょう。

 

C→G→Cと弾いた後に、C→Gと、Gのコードで止めると、
なぜ次にCコードを弾きたくなるのか?

 

これは、Ⅴ7のコードの機能によるものです。

 

このⅤ7はドミナント(ドミナントコード、ドミナント7th)と呼ばれ、
Keyに対して、不安定な響きを持っています。

 

具体的にはⅤ7のM3rdとm7th、
この2音の関係が不安定さを作り出しています。
(この2音の関係をトライトーンといいます)

 

今回はKey=Cなので、
G7のM3rd、B音とm7th、F音の2音が
なんだかそわそわする原因
ですね。

 

その2音が醸し出している不安感が、
Cにコードチェンジした時に解決するので、
落ち着いた感じがするわけです。

 

ⅠM7を家だとしたら、
Ⅴ7家に帰りたくなるようなコード
ということですね。

 

なので、C→Gと弾いて、Gのコードで止めると、
Gコードを聞いて感じている不安定感を、落ち着くコードである、

Cコードを聞いて安定したくなるのです。

 

C→G→Cと弾いたとき人間は、
最初のCコードで、感覚としてCコードを基準にします

 

で、次にGコードを弾くと、Key=Cにおける、
ⅠM7→Ⅴ7安定→不安定の関係性を感じるので、
もう一度ⅠM7(安定)に戻りたくなるのですね。

 

さて、ドミナント(ドミナント7th)の
機能、役割、理解してもらえましたでしょうか?

 

なーんかどうしても解説が、
堅苦しくなってしまいますね笑

 

ではまた次回!

 

shun

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名前:大沼俊一

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