昨日、ブログとして使っているアメブロに
書いた記事の評判が良かったので、
こっちにも載せておこうと思います。
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どうもshunです。
昨日の記事でギターの反応がどうのこうのと言ってたら
 思い出した出来事があるのでそれを書いてみようと思います。
あれは、僕がまだ専門学校に通っていた19歳の頃・・・。
そのころの僕は、今まで使っていたアイバニーズのギターに飽きて、
 そろそろ新しいギターを買おうかな~って考えていました。
で、理由は忘れましたが白のストラトがどうしても欲しくなったんですね。
 (たぶん白のジェフベックモデルがカッコいいと思ったから)
なので都内の楽器屋さんを回って、ピーンと来るものを探しました。
そして多くの楽器屋さんをまわった後、
ついに「これだ!」と思うような楽器を発見。
欲しくなってしまったそのギターは、なんと、
某フェ○ダー社の、マスタービルダーの作ったモデル。
わかる人にはわかると思いますが、まー、お値段がお高いワケですよ。
でもどうしても欲しくなったんで即バイトを始めます。
19歳の頃なんてヒマですからね。
他の誰かに買われてしまうかも知れなかったんで、
 速攻で短期間のうちに頭金を作る必要がありました。
で、2ヶ月間バイトしまくって作った頭金30万円。
19歳なんでローンを組むには親の承諾が要るわけです。
最初は「このギター買いたいんだけど」と話したら、
 “この息子はなにをバカなことを言ってるんだ”という感じの反応をしていた両親も、
 頭金と返済計画を見せられ、しぶしぶ納得してくれました。
母「そんな高いギター買ってどうするの?」
僕「弾くよ」
母「いやそうだけど」
僕「うん」
母「そのギター代で車買えるじゃん」
僕「いや車なんて要らないし」
母「・・・ああそう」
僕「うん」
こんな会話を、母の運転する車の中でしたのを覚えています。
基本的に僕は物心付き始めた頃から、
 自分の考えに従って行動し始めていたので、
 両親も「コイツは私達の言うことを聞かない」と
 わかっています。
今思い返すとけっこう意味不明な行動もしていて、
 両親はさぞ不安だったでしょう。
こんな息子でごめんね、お父さん、お母さん。
 おかげさまで息子は楽しく生きておりまする。
とまあ、ココまでが前置き。(長い)
紆余曲折を経て、19歳にしてバカ高い高級ギターを手に入れたshun少年。
授業があるんでそのギターを学校に持っていくことになります。
 (もっていたアイバニーズは売りました)
自分で言うのもなんですが、かなりいい個体だったので、
 ギター科の先生にも評判がよく、「いい買い物したなぁ」なんて
 思っていたわけです。
さて、通っていた専門学校には、各学科の生徒が集まって、
 バンドのセッション形式でおこなう授業があります。
生徒が10人くらいと先生が2人くらいで行います。
で、課題曲の譜面を読みながら、セッションしていくわけですが、
 ある日、ベース科の先生がふと僕の演奏を聴いていてもらした一言。
ベース科の先生:
 「なんか・・・・、6万円くらいのギターの音がするね」
僕:
 【ガーーー】「なん・・・・・だと・・・・・!」【ーーーン!】
いや、フェンダーのマスビルって言ったらウン十万はするわけで、
 そのギターの音を6万円といわれたらショックを受けるわけですよ。
で、それを聞いていたギター科の先生が、
「ちょっと貸してみ。そのギターはこうやって弾くねん」
と、じゃかじゃか。
僕「お、音がちげえ!」
その場にいた同級生にも違いがわかったらしく、
 「ざわ・・・ざわ・・・」といった状態。
まあ、みなさんお察しの通り、6万円の音になってしまっているのは、
 僕のピッキングテクニックがウ○コだったからなんですけど笑
その日から、僕のタッチの研究がはじまるわけです。
この出来事は「6万円事件」として僕の記憶に残り続けることでしょう。
ベース科の先生も意地悪とかで言ったわけではなく、
 率直な感想だったのでしょう。(その先生は非常に優しい先生)
凄まじいショックでしたが、この事件のおかげで
 タッチに関する意識がかなり変わったので、
 先生方にはすごく感謝しています。
僕がこの世で一番嫌いなのは、
“自分に問題があることを、自分でまったく気付いていないこと”
なんで。
これが一番腹が立ちます。
キモいです。
あ、自分がですよ。
と、今でもそのときの事をハッキリと思い出せる、
 人生最大のブレークスルーですね。(今のところ)
では!
shun
 
    
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