『知識と感情を融合させた表現が出来るギタリスト』になる為の Intelligence & Emotional Guitar

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#02僕も音楽一家の生まれではない

どうも、大沼です。

前回も少し書きましたが、普段、ブログやメルマガを読んでいて、
何か思ったことや気付いたことなどがあれば、気軽に返信してください。

こちらも、メッセージがもらえると単純に嬉しいですし、
自分のコンテンツにフィードバックがもらえると、
一人では気付けないポイントがわかり、色々と参考になります。

僕のスケジュールによっては、直接の返信が出来ない事もあるのですが、
もらったものは全て読んでいますし、今後の発信に活かしていきますので。

では、今回は、前の内容とも少し被るのですが、僕たちギタリストが、

『音楽をやる上で学ぶべきこと』

について、少し考えてみたいと思います。

このメールのタイトルにもある様に、僕自身、音楽に対して
特に恵まれた家庭に生まれたわけでもなく、専門学校に入るまでは、
全くと言っていいほど音楽教育を受けた事がありませんでした。

そもそも、おそらくうちの家系で、親戚も含めて、
音楽をまともにやろうとした変人は、僕くらいです。笑

(※たしか祖母が大正琴を一時期やっていましたが、それくらい)

家族のみんなは、音楽自体は一般的な感覚として好きなようですが、
普段から家でよく音楽が流れていた、と言うわけでもないですし。

なので練習の参考にするのは、教則本、バンドスコア、
ギターマガジンなどの雑誌、後は普通に耳コピですね。

音楽の分野で頼れる人が近くにはいないので、
自力でどうにかするしかない、と。

このような環境にいて、さらに、

『人生で初めての、本格的な音楽体験がギター』

と言う場合、何をどう進めて行ったらいいのか?、
その辺りを判断するのが難しい所があります。

僕もそうなのですが、

「自分で始めたギター以外の音楽体験は学校の授業だけ!」

みたいな場合ですね。
(※逆にそうじゃない人は喜びましょう笑)

とは言え、実は学校の音楽の教科書には、
そこら辺の“初心者向け教則本”くらいの内容は
普通に書いてあったりもするんですが。

僕は部屋の掃除中、小、中学校の教科書を整理している時に、
偶然そのクオリティに気が付きました。笑

でもまあ、学校の授業では、音楽をイチから体系的に教わることは
ほぼ無いですからね。

なので通常は、「音楽の基礎」に触れる機会は
かなり少ないと言えるでしょう。

こんな感じで、多くの人は、ギターに取り組むのが、
本格的な音楽体験のスタート(に近い)のではないかと思います。

ここから、教えてくれる人が自分のまわりにいない場合、
手探りで練習していく事になりますよね。

一応、教則本を読み、TAB譜を見ながら曲のコピーをし、
最初のハードルを乗り越えていけば、
それなりに手や指は動くようになってきます。

ですが、時が経つにつれて、ほとんどの人は、

「自分の演奏が、なんだかイマイチ、パッとしない感じ」

を、その内感じてくるのです。

プロや自分の好きなアーティストのプレイと、
どこかが違うのは分かるんだけど、どう違うのかが分からない、
みたいな。

そしてその違和感は、何をすれば解消できるのかもわからない、と。

で、世間では、こう言った問題を解決する方法としてよく言われるのが、

「とにかく曲のコピーをしまくる事(継続する事)」

だったりするのですが、そう言われても、どこか腑に落ちない感じが
するのではないでしょうか。(※僕はそうでした)

実際の所、曲のコピーは、最速、最良の上達法みたいに言われていて、
それは一つの事実だとは思います。

ですが、あらためて、なぜコピーが良いのか?を考えてみると、

『良質な音楽のエッセンスを吸収しやすいから』

なんですよね。

で、ならばと思い、さらにコピーをしてみるけど、
それでも、今のレベルを突き抜けて行く様な実感はなかったりする。

自分一人では、ちゃんと出来ているのかどうかも、判断しづらい。

プロや上級者などと比べて、テクニックの差以上に、
「何かが違う」感じが拭えない。

そんな感覚を僕は持っていましたし、メルマガ読者さんから送られてくる
質問やメッセージからも感じるんですよね。

で、僕自身も悩み、この問題を解決する為に色々とやってきたのですが、
原因として、最終的にたどり着いた結論は、

『(広い意味で)音楽そのもの』

の知識、スキルが足りないからだ、と言うものです。

普通に長く楽器を続けていたら、「ギターの事」や
「演奏スキル(テクニック)」にはそれなりに詳しくなった。

けれども、大元の『音楽に対する理解』が足りない、と。

僕の場合、ここを特に強く実感したのは、専門学校に入ってからで、
先生方と、授業中に好きなアーティストや楽曲の話なんかをするわけです。

そうすると、もう自分とは全然違う次元で音楽を聴いている事がわかる。

「ああ、プロはそういう所に注目するのか」

とか、

「うわぁ、そんな音やニュアンスが入っているなんて全然気が付かなかったわ」

とか、同じ曲を聴いているはずなのに、
出てくる意見や感想の深さが違うのです。

こう言うと、「レベルの高い話」ばかりしている様に感じるかもしれませんが、
実はすべてがそうとは限らず、会話の中で気付かされる重要な要素は、

『高度であると同時に、ものすごくベーシックな部分でもある』

と言う事なんですよね。

これらの経験から、

『ああ、“ギタリスト”と言っても、
ギター云々だけでは無く、
“音楽そのもの”に造詣が深くないとダメなんだな』

と思ったわけです。

重要なのは、結局、僕らがやっているのは『音楽』であって、
それを「ギターをメインに使って行っている」と言う状態なわけですよね。

ならばギタリストには、「ギターの演奏力」と同時に、
当然、『音楽を扱うスキル』も必要になってくる。
(※これは、実は他の楽器でも同じなのですが)

まずはこれを、「ギタリスト向けに特化させた内容で」と作ったのが、
先に配布している教材です。

あれらの教材で習得しようとしている事を、簡単にまとめてしまえば、

『ギター演奏スキルの上達』

と、

『音楽全体の理解』

の両者の能力を高め、そしてそれらを繋げる事です。

『ギターの上達法』だけで良いのならば、実は世の中には、
すでに山ほどあるんですよね。

TAB譜や譜面はググれば大体出て来ますし、
特に洋楽なら海外のサイトに結構あったりもします。
(※著作権的には怪しいので、あまり大きな声では言えませんが笑)

youtubeを見たら、大概の曲で、どこかの誰かが完コピ動画を上げているでしょうし、
ヘタをすればアーティスト本人が演奏や解説をしてたりしますからね。

他にも、LIVE映像もかなりの数が見放題ですし、僕のものも含め、
楽器上達のためのブログやサイトも相当数あります。

そもそも、雑誌、教則本などの情報誌は昔から沢山ありますし。

ですが、だからこそ、こう言った時代に必要なのは、

『根本的な、音楽そのものに対する理解』

なのだと思います。

結局、そこがしっかりしていれば、何をやるにしても、
飲みこみや把握のスピードと質が上がるわけです。

それは『土台がちゃんと出来ている』と言う事ですから。

いくら本などで情報を集めても、いくら曲をコピーしても、
イマイチ実力が突き抜けて行く感覚が得られないのは、
“音楽的な判断力の無さ”が原因でもあります。

音楽が、

・本当にカッコいいとは?
・本当に美しいとは?
・本当に良い(≒質が高い)とは?

それは一体どういう状態なのか。

そこを自分で判断、判別できるようになる事で、
普段の練習への態度や、そのクオリティ、
自分から出てくるもの、作り出すものが変わってくる、と。

そういった観点からも、配布した教材を見てみてください。

ギターのテクニックや、音楽理論を含めた知識的なものだけでなく、
音楽の聴き方や、プレイに対する考え方なども書いていますので。

きっと、新たに気が付く事が沢山あるはずです。

それでは、次回、
#03モノの良し悪しは勉強しないとよくわからない】
に続きます。

ありがとうございました。

大沼

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プロフィール

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名前:大沼俊一

ギタリスト、音楽家、ギター講師



~全てのギタリストに音楽の基礎教育と、
音楽を学ぶ事の楽しさを~


このブログでは「僕自身が独学で学んでいた頃、こんなことが知りたかった」と言うテーマで発信しています。

音楽そのものの構造を何も理解せずに、がむしゃらにコピーをしていくのもありと言えばありですが、どうしても練習効率が悪くなりがちです。

この先、どんなジャンルに進むにしても必ず役に立つ、ギタリスト必修の知識を、早い内に身に付けてしまいましょう。

ギターテクニックと、感性、知識、音楽理論を結び付ける事が、圧倒的な上達スピードを生み出す秘訣です。


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