『知識と感情を融合させた表現が出来るギタリスト』になる為の Intelligence & Emotional Guitar

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#08 実はあなたの好き勝手に弾いてもいい、しかし…

どうも、大沼です。

これまで、音楽をしっかりと学ぶことの重要性と、それに伴う、
『自分自身の総合的な実力アップ』
の大切さについてお話ししてきましたね。

少し前のメルマガもに書いたように、今の世の中、
『テクニック向上につながる、効果的な練習法』
は、すでにそこら中に転がっています。

これらをキチンと続ければ、確実に、手や指はだんだんと思い通りに動くようになります。

で、今回は、ギター自体がある程度弾ける様になった後、
『その先に待っている世界』
についてですね。

この辺りから、多くの人が、同じようなことにつまづいているな、と感じます。

さて、このメールのタイトルにもしたように、本来は、全ての人が、一人ひとり、その人の感じるままに、好きなように楽器を演奏しても良いのです。(※少なくとも僕はそう思っています)

本質的には、芸術表現とは自由であるはずですからね。

この辺り、賛同してくれる人も多いと思うのですが、では実際に、自分の好き勝手に、自由に弾いてみましょう、という話になると…、なぜか、プロや上級者のような、

『「イイ感じ」の演奏にならない』

と。
(※こういったお悩みのメッセージをよくもらいます)

そして、それを解決するのも、どうしたらいいのかわからない、と。

これは僕も、昔、それこそ専門学校に入って、先生にひんぱんに質問できる環境になるまでは、さっぱりだったんですよね。

なにか違うのはわかる、でも、なにがどう違うのかをはっきりと理解できないし、そんな状態だからこそ、解決法も自分で導きだせない。

結論から言ってしまうと、これは、

『過去に存在した素晴らしい事例
 ≒楽典、楽曲を含めた音楽の全体像』

を、知らな過ぎるからなのですが、勉強不足だと、「自分がなにを知らないのか」を、知らなかったりするわけですよね。苦笑

やはり、『洗練』という言葉があるように、これまで僕らよりも先の時代を生きてきた人たちが、僕らと同じ様に悩み、試行錯誤して作り上げてきた、

『こうすると音楽が良いものになる(なりやすい)』

という体系があるのです。

他のどんな分野にもあるように、音楽にも、作品やプレイが良い方向に向かう(向かいやすい)『秩序』や『法則』みたいなものが存在する。

この記事のテーマは、
『実は好き勝手に弾いても良い=自由』
についてですが、本質的には、それらを捉えられた人たちにだけ、“自由”が与えられるのかもしれませんね。

例えば、なにかしらの武道で、ちゃんとした実力のある人は、相手と対峙しただけで、その力量がわかる、といいます。

音楽にも同じように、
その人の弾き方を見ただけで、
フレーズや演奏を聴いただけで、
作った曲を聴いただけで、
実力が分かってしまう、というレベル(領域)があるのです。

そしてこれは、隠そうとしても隠せない。
(※何かしらの分野で経験を積んだり、一定の実力がある人は、普段の生活の中で実感していると思います)

そういうレベルの人にだけわかる、どうしても、あか抜けた、磨きのかかったプレイや作曲というものがあるんですよね。

こんな話をされると、もしかしたら「音楽には客観的に正解のようなモノがあり、それ以外はダメである」というように感じるかもしれません。

ですがこれは、外部から見て「有りか無しか」の話では無く、音楽をやる上で、踏まえておくもの、知っておくべきこと…、それらを身につけた人だけが、「ある種の、正確な判断に近づける」と、そういったニュアンスです。

僕がメルマガなどで最初に配布しているテキストのような、「楽典」もその要素一つですし、当然、もっと根本的な部分の考え方、感性の鍛え方、視点などなど、、

例えばアドリブなどは、究極的には、上記を含めた様々な要素(≒スキル)の組み合わせで行うものです。

と、いうことで、今回は長くなってしまったので、この辺り、

・何をどうしたら、ハイレベルな実力に繋がっていくのか?
・プロや上級者の様に、スムーズにと楽曲を把握したり、演奏したりするにはどんな能力が必要なのか?

次回から、僕の考えをお話ししていきたいと思います。

それでは、次回【#09『セッション“風”』、『アドリブ“風”』行為の弊害】に続きます。

ありがとうございました!

大沼

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名前:大沼俊一

ギタリスト、音楽家、ギター講師



~全てのギタリストに音楽の基礎教育と、
音楽を学ぶ事の楽しさを~


このブログでは「僕自身が独学で学んでいた頃、こんなことが知りたかった」と言うテーマで発信しています。

音楽そのものの構造を何も理解せずに、がむしゃらにコピーをしていくのもありと言えばありですが、どうしても練習効率が悪くなりがちです。

この先、どんなジャンルに進むにしても必ず役に立つ、ギタリスト必修の知識を、早い内に身に付けてしまいましょう。

ギターテクニックと、感性、知識、音楽理論を結び付ける事が、圧倒的な上達スピードを生み出す秘訣です。


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