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【ギターイメトレ】『脳内反芻』と言うとてつもなく効果のある練習(勉強)

どうも、大沼です。

さて今回は、

『脳内反芻と言うとてつもなく効果のある練習(勉強)』

についてお話ししてみたいと思います。

ちなみに「反芻(はんすう)」の意味は、

・1 一度飲み下した食物を口の中に戻し、かみなおして再び飲み込むこと。

・2 繰り返し考え、よく味わうこと。

とあり、今回は2の方ですね。

それの脳内版なので、要するに、『一度覚えた(頭に入れた)ことを、頭の中で繰り返し思い返す』と言うことについてですね。

これをギターでも活かしてみよう、と。

そもそも、人間の記憶(脳の機能)と言うのは、普通であれば、見たり聞いたりしたものを、その内忘れるように出来ています。

この時、自分が覚えたいもの、記憶を強化したいものを、
『完全に忘れる前でもいいし、忘れた後でも良いので、何度も何度も、頭の中で繰り返し想起すること』
これを訓練として行います。

忘れていないうちは普通に思い出せばそれで良いですし、「あれ?なんだっけ?」と忘れてしまったときは、もう一度、資料でもなんでも確認してしまってOKです。

ここで重要なのは、
・忘れる(もしくは忘れかける)→思い出す→忘れる(忘れかける)→思い出す→……
と、このサイクルを「出来るだけ多く繰り返す」ことですね。

人間は基本的に、このを繰り返すことによって、何かを覚えていくものです。

巷では、「記憶力が良い」というと、何かを見た瞬間に、一発でそれを覚えてしまうような状態をイメージしている人が多いような気がしますが、基本的に記憶の強化というのは、
『その情報、対象に触れている量や回数』がベース
となります。

要は、
それに沢山触ってる、それについて何度も思い返している、それについて何度も考えている、
そういう状態を作れていれば、どんどん記憶は強化されていく、とこういうことですね。

なので、ある程度雑に、ヒマな時にでも脳内で思い返せば、実はかなりの割合で記憶が残っていくとも言えます。

この「反芻」をするごとに、記憶が強化されていく仕組みを狙う、と。

それが、今回のテーマである、

『脳内反芻(想起)』

だということです。

さて、まずこの方法の便利なところは、何も道具が要らない、と言うところです。

ただ思い返せばいいだけですので、移動中でも、食事をしながらでも、シャワーを浴びながらでも出来ます。

思い出す対象はどんなもの、分野でも可能です。

ギターの譜面やTABでもいいし、コード進行でもいいし、フレーズでも良いし、それこそ仕事、学業の内容から、生活の知恵までなんでもいけます。

もし、ギターを弾いている身体動作ごと緻密にイメージできれば、記憶の強化に身体運用の向上を含めた、高精度なイメージトレーニングにもなります。

もちろん、なんでもかんでも、一発で覚えられるならそれはそれで問題ないのですが、脳の機能を考えるとそれはちょっと不自然ですし、実際、あまりそういう人もいませんよね。

(※特殊な脳をした人を集めて、厳しい訓練を施せば、一部の人は可能になるらしいという話は聞いたことがありますが)

そして、忘れて、思い返すごとに記憶が強化されていくのですから、ある意味、勉強したことは忘れてなんぼ、ともいえるかもしれません。

悪い方の代表的な例として、テストなどでの「一夜漬け」の効果の低さは、多くの人が知っていることかと思います。

この場合は、繰り返し触れる(思い出す)量が少なすぎて、記憶に定着しない方のパターンですね。

そして逆に、もし、どうしても覚えなければならいことに期限がある場合は、この『反芻(想起)』を何度も出来る様にスケジュールを作ると、結果に繋がりやすいわけです。

「(主に学習の)計画」とはある意味、最終目的に出したい結果に合せて、『忘れる→思い出す→忘れる→思い出す→…を、出来る限り沢山繰り返せる様なスケジュールを組むこと』

と言ってもいいかもしれません。

こういったことを考えてみると、欲しい結果を出すために、最初のインプットから始まり、何をどこまで、どのくらいの量を、どの時期にやればいいのかがわかります。

仮に、学生のテストみたいなもので、本番までに2週間あり、「1日1回は復習する」とした場合は、その間に14回くらいは忘れる→思いだすを繰り返せますよね。

さらに、「復習14回も要らないわ、7回くらいでOK」と思うならば、最低でも7日前には、最初のインプットをしていればスケジュール的に可能なことがわかるわけです。

とは言え、覚えるものの内容と量にもよりますが、人間、大概のことは、3、4回もやれば大概は頭に入っているものですよね。

で、その後、間が空けばあくほど忘れていくので、それをフォローできるような反芻のスケジュールをたてれば、どんどん記憶が強化され、どんどんスムーズに思い出せるようになっていくわけですね。

さて、今回は、脳内をテーマにお話ししましたが、別にこれは、「覚える→忘れる→思い出す」のサイクルが重要なわけなので、脳内反芻にこだわらず、別にノートを書いても、写真みたいなものを見ても、文章を読み直しても、それこそ身体の動作を繰り返すのでもなんにでも使えます

実際のところ、僕らが普段当たり前にやっているであろう知識の習得も、身体を使った動作も、ちゃんと効果のある学習の基本は全てこれになっていますよね。

先ほど、身体運用のイメージトレーニングの話もしましたが、僕の体感では、知識(情報)記憶よりも、身体運用の方は完全習得までちょっとラグがあるかもしれない、と感じはします。

ですが、ちょっとした暗記くらいならこれで楽勝です。

ということで、今回は、

『脳内反芻と言うとてつもなく効果のある練習(勉強)』

についてでした。

脳内で繰り返す分には、本当に他に何のリソースも要らない割に、とてつもない効果がありますので、気が付いた時にでもやってみてもらえると嬉しいです。

それでは、今回は以上になります。

ありがとうございました!

大沼

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名前:大沼俊一

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