どうも、大沼です。
今回は、
『何だかんだ言って、人は自分が差し出した分しか得ることができない』
と言うことについて、お話ししてみたいと思います。
こちらの記事でもお話しましたがこれは、エネルギーでも時間でもなんでもそうです。
例えば、プロ野球選手になりたい人は、時間も労力もお金も、出来る限り野球につぎ込んでいる。
だからこそ、「野球の上達」と言う、その人が望んだ結果を得ている。
もちろんこれも、目指すレベルは人それぞれなので、どこまで高くするかはその人の自由です。
でももし、今、自分が望んでいる状態に成れていない場合は、
『果たして自分は、それに相応しいものを差し出しているか?』
一度、そこを考えてみる。
僕は自営業者なので、普段、経営関係のことも学ぶのですが、とある経営者の方が、
「いかに自分の提供するもので、それを受け取る人が望んだ結果を出せるようになるのか?」
を確認し、向上させるために、こんな実験をしたそうです。
内容は、全く同じ経営セミナーを2回開催し、
『一回目は、価格を数千円(たしか5000円)と安くし、 二回目は、価格を数十万円(たしか50万円)で行った』
と言うものでした。
そうしたら、セミナーの内容は完全に同じなのに、二回目の高額にした時の方が、参加者の真剣さが高く、きちんと結果を出す人も増えたそうです。
安い方だと、話をあまり聞いていなかったり、寝ているような人もいて、そもそも大半の人が結果に繋がらないどころか、実践する割合も低かった、と。
表面的な部分だけを見ると、「そりゃあ、高額な買い物した人の方が真剣だよね」と、誰しも考えると思うのですが、ただ、この現象を突き詰めて考えた時、
この時、二回目のセミナーを受けている人が得ているのは、実は、
『強い自分の覚悟』
なんですよね。
「経営セミナー」なのですから、基本的には、経営者の人や、経営の意思決定に関わるような人が来ているはずです。
で、その人たちが望んでいることは、
「自分が関わる経営で良い結果をだすこと」
なわけですよね。
でも、「二回とも内容が全く同じ(=提供する側の価値レベルは変わってない)」、なのに、セミナーを受ける態度も、取り組む姿勢も、結果まで結びつける根気にまでも差が出てしまう。
ここで「安い方は、大した出費じゃないんだからいいのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、金額に関わらず、セミナーを受けている時点で、その人の時間やエネルギー(=自分の人生)も消費しているわけなので、
「同じような環境で、同じようなものに触れたのに、望む結果につなげられていない」
という点でものすごいマイナスを生んでしまっているわけです。
このことからもわかるように、結局は、どんなに優れた商品やサービスでも、受け取る側の真剣さが重要なポイントなのです。
そしてやはり、結果を出している人は、時間でもエネルギーでもなんでも、
『覚悟を決めて、自分の大切なリソースを差し出して、その見返りを得ている』
とこういうわけですね。
さて、少し重い話(?)になりましたので、これから何かに取り組む際、少し大変そうとか、辛そうと思うこともあるかもしれませんが、意外と、勇気を出してチャレンジみると、その内、ある種、「戦う楽しさ」みたいなものの方が上回っていきます。
いつもと変わらない、今まで通りの、「今の自分」にとって気持ちいい決断、判断は、もしかしたら見せかけのウソや快楽で、実はその先に、もっと心地よいものや場所がある。
今回は、
『人は自分勝手差し出した分しか得ることができない』
と言うテーマですが、逆に言えば、
『自分が差し出した分は得ている』
とも言えます。
自分が自分自身の為に、勇気を出してした決断は、必ず望んだものに繋がっています。
もし今、自分の進歩に停滞や不満を感じるのならば、
『今までよりもさらに、自分の望みに、リソースを差し出してみる』
これを意識し、実践してみると、確実に未来が変わっていきますので。
それでは、またメールしますね。
ありがとうございました。
大沼
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