※こちらは古い初心者講座になります。
(難しくてよくわからない、との感想を頂いたので、
新しい初心者講座を始めました⇒https://shunonuma.com/gtbeginner)
エレクトリックギター 超超初心者講座 ~第三回~
~シンプルな右手と左手のエクササイズ~
さて、第三回、やっていきましょう。
これまで、第一回、第二回とやってきて、
なんとなく、気付いているかも知れませんが、
最初は 『両手の運動能力を高める』 ことにフォーカスしています。
まあ、手が動かないとギター弾けないですからね笑
なのでしばらく、指が、手が自由に動くようになる為の
エクササイズをやっていきます。
もちろん、知識やネタとしても「使える」モノを 織り交ぜていこうと思っていますので、
その辺りも注目してもらえれば。
前2回はフレーズっぽい事をやりましたが、
今回はまさに『手の運動』という感じのエクササイズです笑
単調な分『効く』ので、毎日やっていると効果を 実感できると思います。
では、いきましょう!
~エクササイズその1~
”硬派な右手のピッキングトレーニング1”
一つ目のエクササイズです。
とにかく、オルタネイトピッキングを弦に対して安定させる為に、
弦の一本一本を丁寧に弾きます。
譜例1
譜例では6、5弦しか載っていませんが、
同じように4~1弦まで弾いてみてくださいね。
とにかく、右手で一定時間、
安定してピッキングし続けられる ようになるのが目的です。
左手で押さえるコードはEになっていますが、
実際のところ、どのコードでも構いません。
今回は例として、6弦から1弦まで使うEのコードで 譜例を作りました。
譜例1については、一定時間繰り返し続けてみると わかると思いますが、
結構すぐに手が疲れてきます。
ふだん、何気なくやっている動作でも、 長時間安定させるのは、
中々難しいということが 感じられると思います。
題名の通り、”硬派な”トレーニングなので、
強い心を持って練習に望んでください笑
譜例1の6~1弦間の往復を遅めのテンポで
1分間続けるだけでも、けっこう右手が疲れてくるはずです笑
と、1つ目は右手のピッキングに関する地味~な練習でした。
では次へいきましょう。
譜例2、とにかくオルタネイト!
このフレーズは、とにかくオルタネイトピッキングを 繰り返す練習です笑
本当にメトロノームに合わせてただ繰り返してください笑
譜例は6、5弦の部分しかのっていませんが、4~1弦まで全部やります。
左手はクロマチックスケールの要領で、
1フレットずつ押さえていきます。
僕はこれは、フルピッキングの速弾きのトレーニングとして 行っています。
テンポは激遅から激速まで、自由に設定してやってください。
6~1弦まで行ってから1~6弦まで帰ってくるのを 一まとめにすると、
右手がなかなか疲れます笑
なので、出来るだけ力を抜いて、 長く弾き続けられるような弾き方を見つけてくださいね。
これについては色々な力の入れ方、抜き方を試行錯誤する必要があります。
このエクササイズを毎日数回ずつ続けていると、
ピッキングの安定感が増します。
是非基礎トレに組み込んでみてください。
では、左手のトレーニングに行きましょう。
譜例3、とにかくハンマリング&プリング!
はい。
見ての通り、とにかくハンマリングとプリングを 延々と繰り返します笑
気をつけて欲しいのは、リズムが3連符なので、
アタマが7フレットの時と、5フレットの時の 二つの状況がある、ということです。
16符音符や8符音符の場合は、 頭の指は変わらないんですが、
3連符にすると交互に入れ替わります。
あとはやっぱり、ピッキングの時よりも、 フィンガリングの時はリズムが安定しにくいので、
身体になじむまでは、ゆっくりとしたテンポでやってみましょう。
他にもパターンをいくつか載せておきますね。
譜例4
5、6フレットのフレーズ→人差し指、中指
5、7フレットのフレーズ→人差し指、薬指
5、8フレットのフレーズ→人差し指、小指
6、7フレットのフレーズ→中指、薬指
6、8フレットのフレーズ→中指、小指
7、8フレットのフレーズ→薬指、小指
原則として、押さえる指より前の指を使わない場合、
押さえっぱなしにします。
(例、6、7フレットのフレーズの場合、人差し指は5フレット、 中指は6フレットを
押さえっぱなしにする。)
これは、余計な指のバタつきを抑える為です。
最初は窮屈かも知れませんが、慣れてくると他のフレーズを弾いた時、
効果を実感できると思います。
最後に、 こういった、同じようなフレーズを ひたすら繰り返す練習には、僕はタイマーを使います。
キッチンタイマーなどでもいいですし、 携帯電話などにも簡単にダウンロードできるでしょう。
時間は何でもいいんですが、 僕の場合は大体、1分、3分、5分の3種類が多いですね。
手の鈍りを感じたり、重点的に鍛えたい時に、 こういった練習をやります。
練習の一番最初にやってもいいかもしれません。
あとは、手に無駄な力が入っていると怪我に繋がりますので、
リラックスを心がけてくださいね。
実際、ギターを鳴らすのに必要な力加減というのは、 すごく小さなものです。
へタすりゃ鉛筆を持つ力くらいかもしれません。
まあ、計ったことないのでわかりませんが笑
この辺り、動画で解説していますので、 是非チェックしてみてください。
では、第三回は以上になります。
ありがとうございました!
大沼
この記事へのコメントはありません。