こんにちは、大沼です。
今回は、メルマガの読者さんから、結構な確率で質問されること。
『音作りの上達法』
~~~~~~~~~
についてお話ししようと思います。
さて、音作りが上手く出来ない(ならない)理由についてですが、
これはまず、
コピーが足りません。
~~~~~~~~~~
ここで言うコピーとは、曲のコピーではなく、
”誰かのサウンドを真似る事”です。
テクニックの上達に、曲をコピーするように、
音作りの上達にも、サウンドのコピーが必要なのです。
もちろん、あなたがサウンドを真似したい人と、
同じタイプのギターや機材を持っているとは限らないので、限度はありますが、
今の手持ちのギターと機材で、どれだけその音に近づけることが出来るか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
それに、試行錯誤する必要があります。
アンプのトレブルをいじったり、ミドルをいじったり、ベースをいじったり、
ギターのピックアップをフロントにしたり、リアにしたり・・・。
エフェクターがあるなら、そこのつまみでも調整する・・。
出したいサウンドを真似する過程で、こういうことを
繰り返していくことによって、自分の中に、
”ここをこうやったら音がこうなるんだ”という経験が蓄積されていきます。
『音作りが上手い人』というのは、その経験が豊富で、
その時出したい音をどうすれば出せるのか(作れるのか)?
それを瞬時に判断して再現できる人の事を言います。
なので、音作りが上手くなる方法としては、
『理想のサウンドを真似て、色々な音を作る実験を繰り返して、経験を増やしていく』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これしかありません。
まずは色々と、自分の好きなサウンドを、
出来る範囲でいいから真似してみること。
これがスタートです。
あなたが憧れているあの人も、いつも一発で
そのサウンドを作っているわけではありません。
むしろプロほど、普段から試行錯誤しています。
だから『良い音』が、作れるんです。
そしてそういった経験が蓄積されて、さらに音作りが上手くなっていく・・・、と。
なので、まずは『真似』から始めましょう。
そして、上のほうで、『実験』と書いていますが、
文字通り、音作りなんてのは『実験』なんです。
「ここ、こうやったらどうなるかなー」とか、
「ためしにエフェクターをこう繋いでみよう」とか、
「このギター、あのアンプで鳴らしてみよう」とか、
そんなモンで良いのです。
もちろん、真剣にはやりますよ笑
でも、『実験』なので、仮に変な音になろうがお構いなし。
その時は『ああ、こうやったらダメなんだな』と、
次のアイディアを試すだけです。
気楽にやってください笑
気楽に真剣にやる、と。
『音作り』だけを見たら、ある種の遊びですから笑
試しに、アンプの設定を、トレブル10、ミドル0、ベース0、
とかにしてみてください。
こんなもの、ちょっとギター弾いている人だったら、
音を鳴らさなくても、しょーもないカリカリの音になるのはわかります。
でも、実際にやったことありますか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~
それをやったらどんな音が出てくるのか、聴いたことがありますか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『実験』なんてのは、こんなもので良いのです。
でも、例えば、トレブル10、ミドル0、ベース0、の状態から、
まともな音にするにはどうしたら良いのか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アンプのツマミをいじって、使える音に変えてみて下さい。
この”しょーもない音から、まともな音に調整していく過程”が、
先に言った、音作りの『経験』として蓄積されていくのです。
ちょっと極端な例ですが、『音作りの上達』とは、
この繰り返しの先にあるのです。
まずはコピー、出来る限りサウンドを真似すること。
次に実験と経験、とにかくいろんなことをやってみること。
この先に、
「いつどこに行って、どんな機材を出されても、
余裕でパッと、ベストなサウンドを作り出せる・・・」
そういう世界が待っています。
大沼
この記事へのトラックバックはありません。