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弦と弦でどのくらい音が離れているのか?その2

こんにちは、shunです。

前回は、ギターの弦と弦が音程的にどれくらい音が
離れているかの把握をしました。

今回は、前回やった事と、今まで覚えたCメジャースケールを生かして、
もう一度、別な観点から弦同士の音程の把握をします。

前回は、弦と弦は音程的に、

3弦と2弦が2音(4フレット分)離れていて、

他の弦は全て2.5音(5フレット分)

離れているということを確認しました。

ちょっとまだイメージできないという方はもう一度前回の記事の譜例1、2、3
弾いてみてほしいです。

視覚的に、まったく同じ形のフレーズを全弦で弾くというものでしたが、
3、2弦間だけ、1フレット(半音)ずれていますね

前回譜例2

2

ここがギターの構造のポイントです。

このポイントをCメジャースケールを使って、実践的に把握してみましょう。

今回の譜例は以下です。
ゆっくり確認しながら弾きます。

譜例1
1

譜例2

3

譜例3

2

やっている事としては、各弦のルート音C(ド)から、
Cメジャースケールを1オクターブ上がって、下がるだけですね。

譜例3ですが、1、2弦は縦の移動では1オクターブ上がれないので、
逆に、ルートから下がって上がります。

もう一度確認ですが、ギターは各弦、音程的に、
3弦と2弦が2音(4フレット分)離れていて、
他の弦は全て2.5音(5フレット分)離れていますね。

例えば譜例1の、6弦、5弦ルートで
Cメジャースケールを1オクターブ弾く場合は、
視覚的にポジションの形がまったく同じになっています。

図1

4

ですが、譜例2で4弦、3弦ルートで、同じように
Cメジャースケールを1オクターブ弾くと、

3弦~2弦間の、ギターの構造的半音のずれが影響して、
3弦~2弦間を通るときにポジションの形がちょっとずれます。

図2
5

よ~く図1図2を見比べるとわかると思いますが、
3弦~2弦間で1フレット(半音)ずれているだけで、
両方、音の並びが同じになっていませんか?

譜例3の、2弦、1弦ルートの譜例も、

音程的にまったく同じフレーズですが、
ギター構造上、やっぱり3~2弦間で、
1フレットずれます。

結局、今回やっていることが、
何の役に立つのかって言うと、

ありとあらゆるプレイに役立ちます

この3~2弦間の音程的、構造的なずれを頭で理解して(手に)身につけておくと、
コード、ソロ、フィルインなど何をやるときにも弾きたい音が
どこにあるのかわかるようになってきます。

もし今よくわからんって言う人も絶対やっておいてください。


今後、絶対に効果を実感するときがきます(断言)

いや、マジです笑

ではまた次の記事で!

shun

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名前:大沼俊一

ギタリスト、音楽家、ギター講師



~全てのギタリストに音楽の基礎教育と、
音楽を学ぶ事の楽しさを~


このブログでは「僕自身が独学で学んでいた頃、こんなことが知りたかった」と言うテーマで発信しています。

音楽そのものの構造を何も理解せずに、がむしゃらにコピーをしていくのもありと言えばありですが、どうしても練習効率が悪くなりがちです。

この先、どんなジャンルに進むにしても必ず役に立つ、ギタリスト必修の知識を、早い内に身に付けてしまいましょう。

ギターテクニックと、感性、知識、音楽理論を結び付ける事が、圧倒的な上達スピードを生み出す秘訣です。


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