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  1. ダイアトニックコード
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ダイアトニックコードのお話その7

続いてやっていきましょう。

 

前回の記事では、各メジャーキーに対応する、
メジャースケールの構成音をルートにコードを作ると、
どのキーでも出来上がるコードの順番が同じ

ということを解説しました。

 

その順番とは、以下のようなものでしたね。

ⅠM7
Ⅱm7
Ⅲm7
ⅣM7
Ⅴ7
Ⅵm7
Ⅶm7(♭5)

 

Key=Cなら、対応するスケールがCメジャースケールなので、
CDEFGABの順番で、各音をルートにコードを作るとこうなります。

Ⅰ、C(CM7)
Ⅱ、Dm(Dm7)
Ⅲ、Em(Em7)
Ⅳ、F(FM7)
Ⅴ、G(G7)
Ⅵ、Am(Am7)
Ⅶ、Bm(♭5)(Bm7(♭5))

 

このコードの順番は、

メジャーキーならどのキーでも同じです。

 

あとローマ数字の表記にも慣れましょう。

 

慣れるまで大変かも知れませんが、
コード理論などの意味を表すのに非常に便利です。

では今回は、上記の出来上がったコード達の、
役割効果、機能といったものを学びましょう。

 

簡単に説明すると、
とあるコードを鳴らすと、
次はこのコードに進みたくなる
(鳴らしたくなる)、
(もしくはどのコードにも進むことができる)
といった機能がそれぞれのコードにはあります。

 

実際に試してみましょうか。

 

まずKeyはCにしましょう。

 

Key=Cの場合、対応するスケールは、
Cメジャースケールですね。

 

Key=C時のダイアトニックコードは、
上にも載せましたが以下の7つです。

Ⅰ、C(CM7)
Ⅱ、Dm(Dm7)
Ⅲ、Em(Em7)
Ⅳ、F(FM7)
Ⅴ、G(G7)
Ⅵ、Am(Am7)
Ⅶ、Bm(♭5)(Bm7(♭5))

 

Key=Cの曲は、大半(70~100%くらい)が上記のコードで
構成されることになります。

 

では、上のコードの中から、
C(CM7)G(G7)のコードを使って、
コードの機能を体感してみましょう。

 

まず、C→G→Cといった進行を、

ゆっくり弾いてみてください。

 

ポジションはどこでもいいです。
お好きなところでどうぞ。

 

一つ一つのコードをじーっくりと聴くつもりで

 

次に、C→Gと弾いて、
そこでストップしてください。

 

なんか、そわそわしませんか?

 

C→Gとストップすると、
次にCコードを弾きたくなりませんか?

 

ならなかったらもう一度はじめからやってみてください笑

 

では、なったという前提で話を進めますね笑

 

なぜC→Gとコードを弾くと、
次にCコードを弾きたくなるのか?

 

解説していきましょう。

 

まず、Key=C時におけるC(CM7)というコード。

 

ローマ数字でコードを表すと、
ⅠM7(ワンメジャーセブンス)ですね。

 

Cメジャースケールの音目

C音をルートにコードを構成したのでM7です。

 

このコードは、Key=C時のトニック(主音)、
C音をルートに構成されたコード
なので、
トニックコードと呼びます。

 

他にはメジャーキーのトニックコードなので、
トニックメジャー(トニックメジャーコード)
呼んだりもします。

 

このトニックコード、どういう機能かというと、
そのKeyにおいてもっとも安定する(落ち着く)
コードになります。

 

要は帰ってくる場所ですね。

 

Key=Cの時は基本的に、トニックコードである、
C(CM7)に向かってコードが進行する
わけです。

 

いつもどーりの帰り道(←王道のコード進行)でも、
寄り道しまくっても(←奇抜なコード進行)でも、
Key=Cなら基本的にはC(CM7)を目指してコードが進行します。
(例外もあります)

 

なぜなら、KeyがCだから、ですね。

 

さて、今回はここまでです。

 

トニックコードの役割、
理解できましたでしょうか?

 

曲のスタートを、家から出かけることだとしたら、
トニックコードは帰ってくる家のようなものですね。

 

次回は、
C→G→CのGコードの役割について、
やっていきましょう。

 

では!

 

shun

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名前:大沼俊一

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