『知識と感情を融合させた表現が出来るギタリスト』になる為の Intelligence & Emotional Guitar

  1. ダイアトニックコード
  2. 467 view

ダイアトニックコードのお話その10

こんにちは、shunです。

 

前回までで、ダイアトニックコードの
主要コードである、

トニックコード
ドミナントコード
サブドミナントコード

の役割を解説しました。

 

*各解説記事
トニックコードについて

ドミナントコードについて

サブドミナントコードについて

 

メジャーキーの時は、

トニックコードにはⅠM7
ドミナントコードにはⅤ7
サブドミナントコードにはⅣM7

が、それぞれ該当しますね。

 

今回は、7つあるダイアトニックコードの、
残りの4つ、

Ⅱm7
Ⅲm7
Ⅵm7
Ⅶm7(♭5)

は、トニック、ドミナント、サブドミナントの
どれにあたるのか?

 

その辺やっていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、
以下の様になります。

 

メジャーキーの場合

トニックコード
・ⅠM7
・Ⅲm7
・Ⅵm7

ドミナントコード
・Ⅴ7
・Ⅶm7(♭5)

サブドミナントコード
・Ⅱm7
・ⅣM7

 

とまあ、こうなります。

 

Key=Cで考えると、

トニック=CM7、Em7、Am7
ドミナント=G7、Bm7(♭5)
サブドミナント=Dm7、FM7

ですね。

 

では何故、この様に分けることができるのか?

 

それは、

各コードの構成音が似ているから

です。

 

ちょっと分析してみましょう。

 

まず、トニックの三つ、
ⅠM7、Ⅲm7、Ⅵm7。

 

Key=Cだと、
CM7、Em7、Am7になりますね。

 

構成音は、

CM7=

Em7=、レ

Am7=ラ、

 

と、この様に、それぞれコードトーンの
多くが一致しますね。

 

なので、Ⅲm7Ⅵm7は、
トニックコードの基本である、
ⅠM7の代理として使ってもOK

という理屈です。

 

代理コードという言葉を、どこかで聞いたことが
あるかもしれません。

 

今回はダイアトニックコードで解説していますが、
“代理コードがどうのこうの~”という時は、
ほぼ上記の理屈で、コード同士を代理できるってことです。

 

サブドミナントも見てみましょう。

 

Key=Cなら、
Ⅱm7=Dm7、
ⅣM7=FM7ですね。

Dm7=レ、ファ
FM7=ファ、ミ

 

サブドミナントも、このようにコードトーンが
一致しているので代理関係が成り立ちます。

 

さて、最後にドミナントの2つ、

・Ⅴ7
・Ⅶm7(♭5)

なんですが、
Ⅶm7(♭5)はⅤ7の代理としては、
あまり使われません。

 

これには一応理由がありますが、
その辺はまたの機会に。

 

今はあまり気にしなくてもいいです。

 

作曲などしていて、
ドミナントコードを使いたいとき
多くの場合は、自然にⅦm7(♭5)ではなく、
Ⅴ7になると思います。

 

そのほうが人間は自然に感じるので。

 

では今回はこの辺で。

 

また次回!

 

shun

関連記事

コメント

  • コメント (1)

  • トラックバックは利用できません。

    • 山ちゃん山
    • 2014年 3月 10日

    https://play.google.com/store/apps/details?id=air.air.com.masareukey.DiatonicChordtoolforFree&hl=ja

    ダイアトニックコードのアプリとか使うと便利ですよ

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プロフィール

自画像

名前:大沼俊一

ギタリスト、音楽家、ギター講師



~全てのギタリストに音楽の基礎教育と、
音楽を学ぶ事の楽しさを~


このブログでは「僕自身が独学で学んでいた頃、こんなことが知りたかった」と言うテーマで発信しています。

音楽そのものの構造を何も理解せずに、がむしゃらにコピーをしていくのもありと言えばありですが、どうしても練習効率が悪くなりがちです。

この先、どんなジャンルに進むにしても必ず役に立つ、ギタリスト必修の知識を、早い内に身に付けてしまいましょう。

ギターテクニックと、感性、知識、音楽理論を結び付ける事が、圧倒的な上達スピードを生み出す秘訣です。


【詳しいプロフィールはこちらから】



おすすめ記事

このブログの理念

PAGE TOP