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  1. key(キー)について
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耳コピをする時の順序その1

こんにちは、shunです。

 

前回の記事で、
Key判別法の解説が終わりました。

 

今回からマイナースケールを

やっていこうと思いましたが、
その前に、コード進行を聴き取る為の、
具体的な方法を紹介しようと思います。

 

結局、コード進行からKeyを判別しようという場合、
譜面がない状態であるはずなので、耳コピをすることになります。

 

ギターソロやフレーズなど、単音のプレイを聴き取る場合、
必ずしも、コード進行を把握している必要はありません。

 

しかし、コピーしたい曲のコード進行がわかっていて、
Keyも判明している
ならば、
単音のプレイを聴き取るスピードは、飛躍的に上昇します。

 

なぜならば、
その曲(もしくはコピーしたい範囲)で
使われているスケールがわかるから
です。

 

使われているスケールがわかれば、
指板上のポジションも予測がつきやすいですし、
12音階の12音から、スケールの構成音の
5~7音程度に音が絞られる事になる
ので、
フレーズをコピーしやすくなります。

 

*ペンタトニックスケールのフレーズなら5音+α、
ダイアトニックスケールのフレーズなら、7音+αと
言った感じに音が絞られますね。

 

と、いうことで、コード進行を把握していると、
何かと便利なので、そのあたり具体的に解説していきます。

 

ではまず、最初にやることは、
コードのルート音を聴き取ることです。

 

ギター、ベース、鍵盤楽器、シンセサイザーの音など、
聞こえてくる楽器のいずれかからルート音を聴き取ります。

 

たいていの場合、その時鳴っている最低音が

コードのルート音であることが多いので、

一番低い音をとにかく聴き取って、ギターで音程を確認しましょう。

(大体の場合ベースを聞くことになります)

 

そして何かしらルート音を聴き取れたとします。

 

では聴き取った音が、C音だったとして考えてみましょう。

 

この時点で、まずできることとしては、
ルートがCであるコードだと仮定して、
Cなんちゃらのコードを適当に当てて、正解を探す

ということです。

 

要は自分の知っているコードフォームを、
曲にあわせて鳴らしてみて、あっているものを探す、
というやり方ですね。

 

候補としては、ルートがC音の場合、
・Cメジャー系(C、CM7、C6、Cadd9など)
・Cマイナー系(Cm、Cm7、Cm6など)
・ドミナント7th系(C7関係)

などのコードである可能性が考えられます。

 

上記に記したコードは、曲調や場面によっては、
候補としてありえないものもあるのですが、とりあえず今は、

知ってるコードを当てはめてみる、という方法なので

使われる頻度の高そうなものを書き出しました。

 

で、曲に合わせて鳴らしてみて、
合っていればOKというやり方ですね。

 

この方法は、これはこれでいいんですが、
若干、効率が悪いです。

 

もうちょっと、判別法として
スマートな方法をとりたいところです。

 

一つ一つ、出てきた全部のコードで
やっていたら時間もかかりますし。

 

ちょっと今回は、書こうと思っていることを1記事にまとめると、
かなりの長さになってしまうので、ここまでにしておきます。

 

上記方法は、若干効率が悪いと書きましたが、
僕もよくわからないコードが出てきたりしたら
フツーに使う方法なので、ダメなわけではないです。

 

というか、全然使いますね笑

 

こういう地道なことをやっていると、
だんだん経験が蓄積されて、聴き取るスピードが上がったり、
聴いただけで何のコードかわかったりできるようになります。

 

初めて聴いた曲でも、
「前コピーしたアレに似ているなー」
みたいな感じで、予測がつくようになってきます。

 

それでは次回、もうちょっと具体的な方法を
解説していきたいと思います。

 

shun

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名前:大沼俊一

ギタリスト、音楽家、ギター講師



~全てのギタリストに音楽の基礎教育と、
音楽を学ぶ事の楽しさを~


このブログでは「僕自身が独学で学んでいた頃、こんなことが知りたかった」と言うテーマで発信しています。

音楽そのものの構造を何も理解せずに、がむしゃらにコピーをしていくのもありと言えばありですが、どうしても練習効率が悪くなりがちです。

この先、どんなジャンルに進むにしても必ず役に立つ、ギタリスト必修の知識を、早い内に身に付けてしまいましょう。

ギターテクニックと、感性、知識、音楽理論を結び付ける事が、圧倒的な上達スピードを生み出す秘訣です。


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