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「テンションコード」などの「テンション」とはなんなのか?

こんにちはshunです。

 

今回は、コメントの方にいい質問が来ていたので、
それをシェアしたいと思います。

 

内容は、

テンション感とは何ぞや?

ということについてです。

 

このブログの内容を、今までやってきた読者さんは、
基礎的な「音楽理論」というか、音楽の仕組みやルールみたいなものが、
かなり身についていると思います。

 

なので次は、このブログ記事や、他の雑誌や教本などで、
“言葉で表されたもの”を、身体(耳)で感じる作業に入りましょう。

 

というか、アドリブの練習をしたりているならば、

もう感じていると思いますが。

 

その”言葉で表されたものを、身体(耳)で感じる”とは

どういう事かと言うと、

 

説明されたことを実際に行って体感して、
説明から受けたイメージと、体感したイメージを照らし合わせて、
自分なりの感覚に落とし込んでいく

 

と言うことになります。

 

では、上記の作業とはどういうものなのか?
一例として、今回の内容をやってみましょう。

 

まずテンション感についてですが、

テンション感とはコードに対して、
テンション(緊張)をもたらす音を使ったときに
感じるものの事を言います。

 

例えば、Key=Cの曲でC→G→Cなどのコード進行があったとして、
その上でソロを弾くとしますね。

 

バックでCのコードが鳴っている際
D音(2nd=9th)A音(6th=13th)を弾くと、
別に外れてないんだけど、ちょっと落ち着かない
感じがすると思います。

 

それとは別に、Cコードのトライアド、
C、E、G音(Cのコードトーン)を弾くと、
すごくしっくりくると思います。(落ち着く感じ)

 

このCコード上で、D音やA音を弾いたときの、
「間違ってないんだけど、なんかちょっと落ち着かない感じ」
=「テンション感」だと思ってください(ざっくりとした解説ですが)

 

で、Cコード上でD音やA音を弾いたあと、例えば、
D音→C音とかD音→E音、A音→G音のようにメロディーを弾いてみると、
ちょっと息苦しかった、落ち着かない感じから、

ほっとしたように感じると思います。

 

このちょっと息苦しいような感じ(=緊張)をテンション感と言います。

 

「テンション」の直訳は「緊張」ですからね。

 

まあ、結構ざっくりな解説なので、

若干の語弊があるかもしれません。

 

なのでちょっと他にもやってみましょうか。

 

ローコードのCをジャーンと鳴らした後、
1弦4フレット、G#音を右手でタップしてみてください。

 

次に、同じようにCコードを弾いた後、
1弦6フレット、A#音を右手でタップしてみてください。

 

はい、これは完全なミストーンです笑

 

誰が聞いてもわかりますね笑

 

ではもう一度Cコードを弾いた後、
2弦6フレット、F音をタップしてみてください。

 

これは、先にやった2音とは違い、
完全に間違った感じはしないと思います。

 

ですがCコードの上でF音を長く伸ばすと、
F音がCコードの機能を邪魔します。

 

アドリブの記事でも少し解説しましたね。

 

実際のところ、 Cコードに対してのF音は

テンションにはならないんですが。

(これについては次回解説します)

 

このように、どういうときにどの音を使うかで、
全体の雰囲気やフレーズの感じがかなり変わるので、
その辺のイメージを自分になりにまとめておくといいと思います。

 

では次回に続きます!

 

shun

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名前:大沼俊一

ギタリスト、音楽家、ギター講師



~全てのギタリストに音楽の基礎教育と、
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音楽そのものの構造を何も理解せずに、がむしゃらにコピーをしていくのもありと言えばありですが、どうしても練習効率が悪くなりがちです。

この先、どんなジャンルに進むにしても必ず役に立つ、ギタリスト必修の知識を、早い内に身に付けてしまいましょう。

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