こんにちはshunです。
これまで5回にわたってドリアンスケールについて解説してきました。
今回はまとめです。
具体的に覚えるべきことを覚えてしまって、
実際に使ってみましょう。
復習はこちらの記事からどうぞ。
あらためてドリアンスケールのポジションを、
ナチュラルマイナースケールとの違いを含めて確認してみましょう。
図1、Aナチュラルマイナースケール重要ポジション(6弦ルート)
図2、Aドリアンスケール重要ポジション(6弦ルート)
ドリアンスケールとナチュラルマイナースケールの違いが、
M6thとm6thだということを理解しておくのも大事ですね。
Aドリアンスケールなら、6thはM6th(メジャーシックス)で、F#音。
Aナチュラルマイナースケールなら6thはm6th(マイナーシックス)でF音です。
上の図で確認しておいてくださいね!
もう一つの重要ポジションとして、5弦ルートのポジションも覚えておきます。
図3、Aナチュラルマイナースケール重要ポジション(5弦ルート)
図4、Aドリアンスケール重要ポジション(5弦ルート)
ここも使いやすいので覚えます。
ポジションを覚えたら、次はドリアンスケールを使う、
シチュエーションの確認です。
ドリアンスケールを使うべき状況というのは、主に、
・Am一発のセッションなど、一つのマイナーコードが長く続くとき
・Am→D7といった、ⅠM7に続くツーファイヴのループの進行
の二つです。
ふらっとセッションに行って、上記二つのシチュエーションに出くわしたら、
ドリアンスケールで対応することになります。
上記シチュエーションでソロをとるときには、
ドリアンのほかにも、まず考えるべきスケールがありましたね。
それは、
・マイナーペンタトニックスケール
・ナチュラルマイナースケール
の二つです。
これにドリアンを入れて、まず使うべきスケールとしては、
3つのスケールが候補にあがりますね。
ナチュラルマイナースケールに関しては、
m6thの音を使うのには、バッキングに左右されるところもあるので、
ナチュラルマイナースケールからm6thを抜いたものと同じ、
マイナーペンタ+9thというアイディアを紹介しました。
*詳しくはドリアンスケールその4を参考にしてください。
図5、マイナーペンタ+9th
これなら気兼ねなく演奏することができます。
M6th→m7th、9th→m3rdの半音で接する音を強調すると、
ドリアンな感じが出やすいと言うことも解説しましたね。
図6、Aドリアンスケール半音のポイント
これくらいの知識を身につけておけば大概のコトには対応できるので、
さっそく実践してみましょう!
課題曲は、サンタナの「僕のリズムを聞いとくれ」です。
この曲は基本的なコード進行がAm→D7の繰り返しの、
コッテコテのドリアン曲です笑
今までやってきたことがそのまま使えます。
自由にパラパラ弾いてみて、ドリアンの感じを身体で覚えましょう。
あと試してもらいたい事として、この曲に合わせて、
Aナチュラルマイナースケールを弾いてみる、ということ。
おそらくm6thのF音が外れて聞こえると思います。
そこがドリアンとナチュラルマイナーの違いです。
ではアドリブを楽しんでください!
shun
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