【vol.34.5】オクターブの位置関係
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どうも、大沼です。
前回のテキストでは「次回からは実戦に入っていく」と言うようなことを書きました。
ですが、ちょっとその前に、これだけささっと覚えてしまいましょう。
何をやるのかと言うと、タイトルにもある通り、『オクターブの位置関係』の確認です。
おそらくほとんど全ての人が知っているであろう、有名なアレの他に、知っておくと便利なものを少しだけやっていきたいと思います。
さて、今言った様に、ジャズギタリストのウェス・モンゴメリーの『オクターブ奏法』で有名な、この2つの形はとっくに知っていることでしょう。
図1、定番のオクターブの位置関係
6~3弦の間でオクターブを見る場合は赤枠の形で、4~1弦間で見る場合は青枠の形ですね。
なぜこの形になるのか?はギターの構造上の問題ですが、両者の形が違うのは、ギターは3~2弦間だけチューニングが2全音の間隔だから、ですね。
(※他の弦同士だと2.5音間隔)
通常、ギターで『オクターブの位置』といったら、この2つを思い浮かべるはずです。
ですが今回は、この2つ以外にもある、指板上の音の把握に役立つ他のオクターブの位置関係を覚えます。
この辺りを覚えておくと、前回、前々回とやったインターバルを見る時や、コードフォームの理解に役立ったり、プレイ時の瞬間的な反応が変わってきます。
と、言うことで、新しく覚えるオクターブの位置はこちらです。
(※同じ色同士で対応しています)
図2、オクターブの位置関係、その2
この見方だと3つですね。(と、言っても青丸と黄丸は同じ形ですが)
これらの形も最初のもの同じく、2~3弦間をまたぐか否かで、フレット間隔が変わりますね。
で、何に使うのか?なのですが、個人的には、コードのルート音の位置の把握や、スケールのトニックの把握によく使いますね。
(※「使う」と言うよりは、「基準として見えている」と言った感じですが)
図3、コードのルートの位置(※例えばE7の場合)
図4、スケールのトニックを見る(※Cメジャースケールの重要ポジション内での一例)
この位置関係を知っていると、練習時にスケールやコードを考える時に始まり、実際に演奏をする時も、弾くべきポジション等が見えやすくなります。
図1で挙げた有名な形の他にも、これらの見方も出来るようにしておきましょう。
では、短いですが今回は以上です。
ありがとうございました。
大沼
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