『知識と感情を融合させた表現が出来るギタリスト』になる為の Intelligence & Emotional Guitar

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結局、ギタリストも体調管理や運動について、まずはここを意識すればいいと思う話

どうも、大沼です。

おそらく大昔から、体調管理の基本は、

「食事、運動、睡眠」

が大事と言われていますよね。

体調が悪いと、ギターを弾くのにも影響が出るわけなので、限度はあれど、どうしても無視するわけにはいきません。

最近は、健康意識の高まりや筋トレなどのブームもあり(?)、フィットネスクラブ(スポーツジム)が乱立しているようです。

僕も御多分に漏れず、食事やら運動やら色々と試してきましたが、

「結局、まず最初に意識するのはここなんじゃね?」

という、

「そもそも気を付けると良いこと」

みたいな部分を最近実感しているので、今回シェアしてみたいと思います。

あとは、前回も少しお話ししましたが、今の世の中、特にギターのテクニック面で上手くなるための練習法は、ぶっちゃけ、大半のものが世に出そろっている、と感じるんですよね。
(※さらに細かい要素とか、より高度なことをやりたいならともかく)

なので結局は、『自分自身=人間の質』を向上させるのが、何に取り組むにしても、実は一番効果的で、良いんじゃないか?

と最近はよく考えているんですよね。

まあ僕自身が、自分のことを全て完璧に出来ているわけではないので、偉そうなことは言えませんが、極端な言い方をしてしまえば、

『自己管理が完璧ならば、望みは全て叶う』

こういうものなのかもしれませんね。

(※もちろん、完璧まで行かなくても、一定のレベル以上になってさえいれば、叶うことは沢山あると思います)

そして、音楽の造詣を深めるのは、なにも音楽に関することだけではないこと。

この辺りも、最近、音楽以外のことを話す機会が多くなっている理由でもあります。

ということで、前置きはこのくらいにして、本題に入っていきましょうか。

■身体を、定期的にニュートラルの状態に戻す意識

さて、「体調管理」ということを考えていくと、やはり「運動も必要だよなー」というところにたどり着きますよね。

代表的なのが、ジョギングなどの走ることだったり、筋トレなどの筋力増強になるかと思います。

で、運動(トレーニング)って、基本的には身体を痛めつける行為なので、どこかで身体を休めて、回復をしないといけないわけです。

今回の話は、その休息中に気が付いたこと。

それは何かというと、大きく分けて二つあり、

一つは、『身体を片方に曲げ(続け)たら、どこかで一度、逆の方向にも曲げてみる』ということ。

もう一つは、『身体の状態や姿勢を、適度なタイミングで変える』ということです。

どちらも、大元の考えは共通していて、ポイントは、

『身体を時々、ニュートラルの状態に戻すようにする』

というところですね。

人が、何かを良くしていこうという場合、筋トレなどがそうだと思いますが、今の状態から「やることなすこと、足して、足して」という方法を取りがちですよね。

これはこれで良いのですが、そもそもの話をすれば、「マイナス状態からちゃんと回復する」とか、「よく負荷が掛かっている部分をキチンとケアする」という方向性もあるはずです。

今回の話は、この二つの要素を満たすものですね。

それぞれ細かく見ていきましょう。

■身体を片方(片側)に曲げ(続け)たら、どこかで一度、逆の方向に曲げてみる(もしくは関節を伸ばす)

例えば、ギターを弾く場合、基本的には、指は内側に曲がっている状態を続けるわけですよね。

そもそも、指を含め、特定の関節は、完全に脱力した状態でも、ある方向に曲がっているのが自然な場合もあります。

でも、何かしらの動作をやって、長時間、片側の方向に曲げ続けている場合。

気が付いたら、たまには、(優しく)逆の方向に曲げてみる。

椅子に座っていているならば、大概、ひざは自然に90°くらいに曲げているはずなので、それもたまには関節を伸ばしてみる。

ギタリストに限らず多い「猫背」なども、もし癖になっていて長時間そうなっているようであれば、気が付いた時にちゃんと背筋を伸ばしてみる。

逆に、伸ばしっぱなしの部位があるならば、たまには曲げてみる。

身体の部位(例えば首(顔)とか上半身とか)が右を向いてたら、たまには左を向く(反対側にねじる)。

片側に傾いてたら、もう片側にも一度倒してみる。

真っすぐ背筋を伸ばしていたら、時々は上半身を左右にねじってみたりする。

こんな感じです。

これらを(ある意味)極端に行うのが「ストレッチ」なんだと思いますが、なんというか、

『「これからストレッチをするぞ!」といった、明確なケアとして時間を取って行う』

というよりも、

『ほんの少しでもいいから、気が付いた時にちょくちょく行う』

このくらいの意識ですね。

まあ、やってることは、当たり前と言えば当たり前のことなのですが、もっと、身体の各部位に気を配って、色々な場所をケアする感覚です。

これを、一日の中で気が付いた時に複数回行い、細かく、小さな回復を図る、こんなイメージ。

あ、でも、気持ちいいからと言って、体をグリグリと、強引に動かすのだけは少し気を付けてほしいです。

回復やケアを図る時は、自分の身体を赤ちゃんのものくらいの繊細さだと思って、ゆっくりと優しく丁寧に扱ったほうが良いと思います。

もし強くやってみて、万が一、怪我をしてしまっても僕は責任が取れませんし。苦笑

僕自身、色々とやってみた結果、「そもそも強い負荷をかけるのを目的にするべきではないな」とも感じます。

これらは、やった瞬間、激烈な効果が感じられるようなものではありませんが、「物質としての身体」を出来るだけ長持ちさせるようなイメージで僕は行っていますね。

■身体の状態を、適度なタイミングで変える

次は、『身体の状態を、適度なタイミングで変える』ですね。

ギターを弾いていると、大概の場合は座っていると思いますし、そこに時々、立って練習するタイミングがあるかどうか、というくらいだと思います。
(※家で弾いている場合は特に)

この時、身体の状態としては、長時間、頭から足に向かって、縦方向に負荷が掛かっていることになりますよね。

なのでたまに、これを解消する為に、休憩がてら、サッとベッドなどに横になってみる。

そうすると、この場合は表面で重力を受けることになり、負荷が掛かる方向が変わり、場所も分散しますよね。

逆に、ギター演奏以外の場合でも、長時間横になっているのならば、寝かた(仰向けとか横向きとか)を変えてみたり、逆に立ち上がってみたりする。

まあ、おそらく人間の場合、普通に生きていたら、横になるか、座るか、立つかの3種類になると思うのですが、笑

どれかに偏っていたら、別の状態になってみる、という話ですね。

実は、「長時間座った状態で仕事をしていると色々と健康リスクがある」という研究があって、立ったま作業が出来る「スタンディングデスク」みたいなものもあります。
(※座りっぱなしは血の巡りとかが悪くなって云々、など)

で、それが一部界隈でもてはやされている(?)様なので、僕も少し試してみたのですが、結局は、座ってようが、立ってようが、横になってようが、歩いてようが、同じ体勢や状態を長時間続けると、普通に疲れるわけです。笑

なので、個人的な結論としては、

「ずっと同じような状態だと、身体の同じような場所に負荷が掛かり過ぎてまずい」

と言うだけの話なんだと思うんですよね、笑

じゃあ、その対策としてどうすればいいかというと、

『たまには身体の状態を変えればいいじゃん』

とこうなるわけです。

(※僕としては、「身体が受けている重力の方向を変える」というイメージで行っています)

これを、身体のケアや回復の為に狙ってやる、と。

後は、もう少し細かい話をすると、人体の中を流れる液体として、

・血管を流れる血液

・リンパ管を流れるリンパ液

・脳と脊髄の周りを包むようにみたしている脳脊髄液

の3種の流れをよくすると調子が良くなる、という話があります。

(※分類としての「体液」は他にも存在します)

これらは基本「液体」ですので、基本的には重力の方向に進みやすいはずですし、身体のどこかが圧迫されていれば、流れが滞るわけですよね。

なので、これらの偏りも解消する必要が出てくる、と。

この辺り、僕は人体(解剖学?)の専門家ではないので、正直、解説の正確性には少し欠けてしまうのですが、ストレッチをしたり、このメルマガで書いていることをやってみれば、実感としては分かってもらえるのではないかと思います。

(※例えば、「入浴(湯船につかる)」はかなり身体に良い、とされていますが、温度や水圧、水の浮力などで、血液、リンパ液の流れ向上、マッサージ、リラックス効果などがあるからと言われていますね)

ということで、大きくは、一つ前の項目にした「身体を逆の方向に曲げてみる」と同じく、「負荷の分散」や「身体を自然な状態に戻す」という意識の話になりますね。

で、もし興味があれば、これらの方法を実際にやってみてほしいのですが、効果としては「やる気が出る」というと言葉は軽いですが、何と言うか

『活力が増す』

実感が得られるはずです。

後は、

「どういうタイミングで、どういうことをやると、自分の身体はどんな感覚になるのか?」

を観察して、良い効果を感じるものを採用してもらえれば、と思います。

ちなみに、今回の話は、(どちらかというと)エネルギーが減ってきたときに回復(もしくは長持ち)させるための行為なので、普通に集中が続いているなら、何も気にせずに没頭してしまった方が良いかもしれませんね。

ということで、今回は以上になります。

この話が、何かの役に立てばうれしく思います。

ありがとうございました!

大沼

P.S.

後、今回の趣旨とは少し違うので割愛しましたが、

『呼吸法(特に、深くゆったりとした腹式呼吸)』

も、身体的にも精神的にも大きく影響があったりします。

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プロフィール

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名前:大沼俊一

ギタリスト、音楽家、ギター講師



~全てのギタリストに音楽の基礎教育と、
音楽を学ぶ事の楽しさを~


このブログでは「僕自身が独学で学んでいた頃、こんなことが知りたかった」と言うテーマで発信しています。

音楽そのものの構造を何も理解せずに、がむしゃらにコピーをしていくのもありと言えばありですが、どうしても練習効率が悪くなりがちです。

この先、どんなジャンルに進むにしても必ず役に立つ、ギタリスト必修の知識を、早い内に身に付けてしまいましょう。

ギターテクニックと、感性、知識、音楽理論を結び付ける事が、圧倒的な上達スピードを生み出す秘訣です。


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