どうも、大沼です。
前回もお話ししましたが、公式メルマガや公式LINEの方では、かなりの量のギター上達教材を無料で配布しています。
もうお持ちの方はわかるかと思いますが、配布してきたものを合わせると、中々のボリュームになっています。
なので、現時点で全てに取り組んでいる必要はありません。(※と言うか短期間じゃ無理ですよね)
とりあえず、焦らず、気長に、自分のペースで継続していって欲しいと思っています。
僕自身の実力としても、いまだに足りないものだらけだと思っているので、勉強×2の日々ですし、そもそも音楽の様な芸術活動に終わりなどありませんよね。
なので、寿命が来るまでか、何かしらの理由で本当にイヤになるまでは(笑)、ずっと学び続けるのでしょう。
幸か不幸か、実は一生かけてもマスターしきれないであろうものを、僕らは選んでますので。
とは言え、普段はあまり実感できませんが、「常に、やりたい事、やるべき事がある」と言うのは、実はかなり恵まれているのかもしれませんね。
「なにもやりたい事が無い」と言うのは、人生全体で本当にヒマでしょうから。
自分の望んでいる上達や出したい結果などが、なかなか思い通りにいかない時はストレスかもしれませんが、それらに取り組む余裕が少しでもあること自体、僕らは幸せなのかもと思ったりもします笑。
さて、と言う事で、今後の記事では『次の段階』について、少しずつお話していきたいと思います。
学び方、活かし方、演奏から創作まで、色々な観点で見ていきますので、楽しみにしていてください。
ちなみに、話は変わりますが、皆さんご存知の通り、僕のコンテンツは学習面を強く押し出していますね。
巷に存在するギター教材に比べると、結構、ガッツリ味濃いめ系?な感じで、実は最初「本当にこれやりたい人いるのかなあ?」とか思っていたんですよね。
ですが、思いのほか人が集まってくれて、
『ああ、やっぱりやる気のある、意識の高い人はいるんだな』
なんて感じて、嬉しくなってしまいました。
基本的に、どんな分野でも「しっかりやろうぜ!」系のコンテンツは敬遠されがちです。
多くの人は、地道にやるのをめんどくさがって、
「実は隠された近道があるんじゃないか?」
みたいな考えを持っていたりしますからね。
例えば本屋とかに行って、どの棚でも良いので、ざーっと、並べられている本のタイトルを見てみると実感できます。
「楽々」「お手軽」な感じを打ち出したものがいかに多いか、について。
まあ、とっつきやすさ、と言うのも一つの価値ではあるので、一概にそれが悪いとまでは言えません。(※そこから本格的にのめり込む人が一定数いるはずなので)
ただ、一見「近道の様に見えるものが、実は遠回りだった」と言うパターンは山ほどあるので、こういったものに乗せられて、時間とエネルギーをムダにしないようにする事が大事ですね。
当たり前の事を当たり前にやれば、近道でも、遠回りでもなく、普通にまっすぐ進むだけで目的地に着けますので。
そういう、実直なイメージで作ったのがメルマガ等で配布している各種教材です。
やはり、自分の力を信じて続けていけば必ず目標を達成できますので、ブレずに、日々、少しずつでも良いので継続していく事が大事です。(※もし何かわからないことなどありましたら、メルマガなどに返信してください)
結局、なぜこんな感じで『ちゃんと音楽を学ぶ事』を打ち出しているのかと言うと、今回のタイトルにもしましたが、
『モノの良し悪しは、その分野の勉強や研究をしないとよくわからないから』
なんですよね。
やはり、どんなものでも、『本当の価値』を理解するには、『受け手側の実力』が必要です。
例えば、最初の頃は、ギターを買う時に試奏をしても、
・どこが良いのか?
・何を基準に判断したらいいのか?
よく分からなかったはずです。
ですが時を経るにつれて、
・ギターの種類ごとの音の違いを知ったり
・木材やパーツごとの特性を知ったり
・そもそも実際に色んなギターを弾いてみたり
・自分の好きなタイプが分かってきたり
と、知識や経験、技術によって、本当に自分に必要なもの、望んでいるものがわかるようになる。
例えば、以前の記事でも少しお話ししましたが、普通に曲を聴いているだけでも、プロや上級者は、
『受け取っている情報量』
が違います。
実は配布した教材でも、「リスニング力をつけよう」とか、「とにかくよーく聴いてください」みたいなことを言っているのですが、これは「音そのもの」から得られる情報量をUPさせるのが目的です。
とにかく沢山、様々な種類の音を聴いてみる。
どこがどの様に違うのか、分類、整理してみる。
普段の練習や演奏で、そのデータや感覚を元に音を作ってみる。
色んな楽器や機材に触ってみる。
そして機材や教材を買う時の判断基準にしてみる。
他にも例えば、「良いギター」と一言で言っても、
・ギター単体で周波数的にリッチな音が出る事
と、
・ある曲にマッチした音が出る(出せる)事
は、全然違いますし。
自分の感覚が鍛えられていないと、中々、こう言った事が分かる様にはなりません。
僕らの場合は、ギターを中心に考える事になりますが、これらは、言ってしまえば、大きくは『音楽家としての能力』とか『音楽全体を扱う力』です。
ギターの演奏能力はもちろんのこと、
・細かい所まで聴ける力
・分析、観察する力
・最終的にそれらを統合して判断する力
など、『総合的な能力』を鍛えていく必要がある、と。
基本的に、ハイレベルな領域にいけばいくほど、「広く」「深く」理解できるようになっていくものですから。
そしてやはり、こういった根本的な『実力』が自分に無いと、何をするにしても焦りや迷いが出てくるんですよね。
他者のプレイも、自分のプレイも、楽曲でも機材でも、自分の実力でモノの良し悪しを正確に判断する力さえあれば、いくつか選択肢があるときに、何をどうすればいいのか?
その解決策が導き出せる。
この様な、言ってしまえば「イチ音楽家」として自立している状態。
それを出来るだけ多くの人に達成してもらうために、配布してきた各種教材があります。
「自立」などと言う少し大げさな言葉を使うと、
「まだまだ俺(私)には力が足りないよ」
と、思う人もいるかもしれませんが、どんなことでも、まずは志からです。
無理に他者に対してやる気アピールをする必要もありませんので、そういう場合は、こっそり取り組んで、こっそり上手くなっていきましょう。笑
それでは、次回、
【#04どんなことを、どんな風に、どんなレベルでやりたいのか?】
に続きます。
ありがとうございました。
大沼
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