『知識と感情を融合させた表現が出来るギタリスト』になる為の Intelligence & Emotional Guitar

  1. ダイアトニックコード
  2. 1065 view

ダイアトニックコードのお話その2

続いてやっていきましょう!

 

今やっていることは、コード進行からKeyを読み取る為の、
そのKeyで使用されるコードの基礎知識について、ですね。

 

前回の内容を簡単にまとめると、

楽曲にはKeyがあって、そのKeyに対応する、
ダイアトニックスケール(7つの主音の音階)がある。

 

その「7つの主音」を、各音をルートに、
一つおきに積み重ねるとコード(和音)が形成される。

 

そのコードの事を

ダイアトニックコード(7つの主音の和音)と呼ぶ。

 

とまあ、こういうことです。

 

で、Key=Cを例に、Cメジャースケールの1音目、
C音をルートにした「C(メジャー)」のコードと、
2音目D音をルートにした「Dm」のコードを、
ちょっと解説しました。

 

今回は、なぜそのコードがメジャーもしくはマイナーになるのか?
を解説していきます。

 

まず最初に、Key=Cの楽曲に対応する、
ダイアトニックスケールはCメジャースケールですね。

 

Cメジャースケールの構成音は、
C,D,E,F,G,A,B(ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ)の
7音です。

 

この、”ドレミファソラシの7音がKey=Cの時の主音
ということになりますね。

 

ダイアトニックコードというのは、
そのKeyの7つの主音で構成されています。

 

1音1音それぞれをルートにコードを形成するとこうなります。

 

Key=C時のダイアトニックコード
トライアド(3和音)の場合


1,C
2,Dm
3,Em
4,F
5,G
6,Am
7,Bm♭5

 

4和音の場合はこうですね。

1,CM7、
2,Dm7、
3,Em7、
4,FM7、
5,G7、
6,Am7、
7,Bm7♭5

 

3和音と4和音がなぜこうなるのかについてですが、

コードは各主音をルートに1音おきに積み重ねたものなので、

・ルート音に2音重ねて3和音にするのか、

・ルート音に3音重ねて4和音にするのか、

っていうことです。

この辺も、次回以降に詳しく解説します。

 

今回は、前回の終わりのほうでもちょっと書きましたが、

各コードが、どうしてメジャーもしくはマイナーになるのか、
解説していきましょう。

 

と思っていたんですが笑

 

前回の記事のコメントのほうにメジャー、マイナーについて
質問をもらっていて、今回記事にしようと思っていたことを
全て解説しています笑

 

かなり詳しく解説してあるので以下コピペになります笑

 

ではどうぞ笑!!

 

~一つ目の質問についての解答~

では、なぜキーCの時、Dルートのコードがマイナーになるのか?

なんですが、ルートから数えて、3つ目の音、(3rdの音ですね)
が、ポイントです。

 

ルートからみて3番目の音がルートから2音離れていると、
(4フレット分離れていると)そのルートのスケールやコードは
メジャー系のものになります。

 

その時の3番目の音を、インターバル的に、
M3rd(メジャーサード)といいます。

 

このM3rdを含むスケールやコードは、
メジャー系(明るい系)に分類されます。

 

で、そのM3rdより半音低い

ルートから一音半離れている(3フレット分離れている)

3番目の音の事をm3rd(マイナーサード)と呼びます。

 

このm3rdを含むスケールやコードはマイナー系(暗い系)のものに分類されます。

 

例えば、もう一つ例に挙げたCのコードは3rdがE音ですね。

 

Eの音は、ルート音Cからみて2音離れているM3rdの音です。

 

じゃあKey=Cの時に主に使われる音(=Cメジャースケールの構成音)で、
D音をルートにコードを作ったら、そのDルートのコードは、
メジャーなのかマイナーなのか?ということです(^ ^)

 

~ここまで~

 

~*以下二つ目の質問についての解答~

メジャー、マイナーのインターバルは、ルートから見て、

三音目が、ルートから2音(4フレット分)離れていたら
その3rdはメジャーサードです。

 

例えばCコードだと、
C(ルート)→1音(2フレット分)→D(2nd)→1音(2フレット分)E(M3rd)

と、なり、そのCコードはメジャー系になります。

 

CKey時の、DルートのコードはDmですね。

 

マイナーのときは、
ルート音から、1音半(3フレット分)離れているm3rdを含みます。

 

Dmの場合だと、

D(ルート)→1音(2フレット分)→E(2nd)
→半音(1フレット分)→F(m3rd)

と、なり、
m3rdを含むのでマイナー系になります。

 

~ここまで~

 

なんか今回の記事を読んだ人から
ブーイングが聞こえてきそうですね笑

 

こんな風に、たま~にコメントのほうで、結構詳しくやってたりするので、
お時間ある方は是非ご覧ください。

 

質問もありましたらお気軽にどうぞ!!

 

コメントの方では、CとDmについてしか解説していませんが、
7つのダイアトニックコード全て同じ解釈で、
メジャー、マイナーが決まっています。

 

各コードの3rdを一つ一つ確認してみましょう。

 

ではまた次回、
よろしくお願いします!

shun

 

関連記事

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プロフィール

自画像

名前:大沼俊一

ギタリスト、音楽家、ギター講師



~全てのギタリストに音楽の基礎教育と、
音楽を学ぶ事の楽しさを~


このブログでは「僕自身が独学で学んでいた頃、こんなことが知りたかった」と言うテーマで発信しています。

音楽そのものの構造を何も理解せずに、がむしゃらにコピーをしていくのもありと言えばありですが、どうしても練習効率が悪くなりがちです。

この先、どんなジャンルに進むにしても必ず役に立つ、ギタリスト必修の知識を、早い内に身に付けてしまいましょう。

ギターテクニックと、感性、知識、音楽理論を結び付ける事が、圧倒的な上達スピードを生み出す秘訣です。


【詳しいプロフィールはこちらから】



おすすめ記事

このブログの理念

PAGE TOP