こんにちはshunです。
前回はベースラインを例に、
使う音を少し変えるだけで雰囲気が結構変わる、
と言うことを解説しましたね。
なぜこんなことをやったかいうと、ドミナント7thのコード上では、
理論の上ではつじつまが合わないような音を使えるときがあるからです。
1音1音を意識することを考えてほしかったんですね。
まあ、音楽理論は結局後付けの話なので、
理屈をあわせようと思えばあわせられたりするんですが笑
で、今回のタイトルは、
「ミクソリディアンとマイナーペンタ」
ですね。
このタイトルで言いたいことは、
ミクソリディアンスケールはメジャー系のスケールで、
マイナーペンタトニックスケールはマイナー系のスケールという、
相反する二つのスケールなのに関係性がある、ということです。
正確にはミクソリディアンスケールの対応コード、
ドミナント7thと、上記2つのスケールの関係性、ですね。
では今回もこの曲を例に解説していきます。
さて、0:12~の各楽器の導入から、コードはG7(ドミナント7th)でスタートしています。
ですが0:28くらいにジェフベックは、1、2弦6フレットのダブルストップを弾いています。
ここは、Gマイナーペンタのm3rdと♭7thにあたる音になりますね。
(ルート音Gに対して、1弦6フレットがm3rd、2弦6フレットがm7th)
コードはG7のままです。
G7はメジャー系のコードですが、なぜかm3rdを含むフレーズを弾いていることになります。
しかし、特におかしなフレーズには聴こえませんよね。
先に結論を言ってしまうと、
メジャー系のコードであるドミナント7thコードの上で、
なぜかマイナー系スケールである、マイナーペンタトニックスケールが使える、
ということがあるのです。
続いて0:47~からのフレーズ。
この箇所を採譜する場合、もしかしたらコード進行をG7ではなくGm7とする人もいるかも知れません。
3弦3フレットのB♭音(譜面ではA#になっています)は、
コードのルート音Gから見てm3rdの音です。
普通にG7上でB♭音を弾くのなら、
クォーターチョーキングでM3rd(B音)に近づけそうなとこですが、
ベックはほとんどチョークアップしてないですね笑
(片方のギターでビブラートはかけている)
なぜメジャーコードのG7上でマイナーペンタが使えるのか?
ということをあらためて調べてみましたが、
倍音がどーたらこーたらとか面倒な解説になってしまうので、
ここでは割愛させていただきます笑。
とにかく笑!
メジャー系コードのドミナント7th上では、マイナーペンタを使うことが出来る、
と覚えてきましょう。
この辺はちょっと、むやみやたらにマイナーペンタ使えばいいって感じでもないので、
もうちょっと解説を続けていきたいと思います。
ではまた次回!
shun
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