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  1. key(キー)について
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Keyのお話その6

こんにちは、shunです。

気が付けば、Keyの解説もすでに6回目ですね。

3~4回で終わるかなー、と思っていましたが、
そんなことはなかった笑

もうちっとだけ続くんじゃ。

某国民的漫画とはちがって、ホントにもうちょっとです笑

たぶんあと2~3回でしょうか。

でも結局その10くらいまで行くっていう^^;

まあ、それ位、知ってると便利っていうことで、
もう少しお付き合いください笑

では、やっていきましょう。

前回は、
楽譜の調号からKeyを判別する方法を、
具体的に解説しました。

なぜそのKeyだと、調号がその数だけ付くのか?

を学びましたね。

今回は、

なぜ、その順番で音に#や♭が付くのか?

を解説していきます。

例の図を見てみましょう。

図、サークルオブフィフス

1

前回は、図の各英文字がトニックのKeyの場合、
横に書いてある数だけ#や♭が付くという話でした。

今回は、
#や♭が、どの音からどういう順番で付いていくか?
っていう部分をやっていきましょう。

結論から言うと、図を見ればわかるので簡単です。

まずは調合が付いている状態の譜面を見てみましょう。

2

#が5つ、Key=Bですね。

じゃあどの音に#がついているかって言うと、

F音、C音、G音、D音、A音

に#が付いています。

あ、別に五線譜が読めなくてもいいですよ。

読める人は確認してみてください。

読めない人は、上記の音に#が付いてるんだなー、
って思ってください。

調号は左から順番についていきます。

数字が調号として付く順番、英文字が音名です。

3

要するにKey=Bの場合、

5個の調号が、F、C、G、D、Aの順番でつく
ってことですね。

このF、C、G、D、Aって順番、どっかで見たことありませんか?

答えはコレです。

調号に#の付く順番

4

F音から#が付き始め、右回りの順番どおりにB音までが
調号として#の付く範囲です。

今回、線で囲った上の図の通り、
Key=Bの時の、#の付く順番と一致しています。

このように、

#が調号として付く場合、サークルオブフィフスで見ると
F音から右回りで#が付いていきます。

例えば、前回例に挙げたKey=Gなら

#が一つF音につきますね。

Key=G時の調号

5

Key=Dなら、#が2つ、
F音、C音につきます。

Key=D時の調号

6

同じような感じでKey=Eなら#が4つ、
F音、C音、G音、D音に付きます。

Key=F#なら、#が6つ、
F音、C音、G音、D音、A音、E音に付きます。

このように、サークルオブフィフスは
本当に、色々な事を表している図なのです。

ではもう一つ、♭の付くキーはどうなのか?ってことですが、
基本的に#キーと似たような見方でわかります。

例として、Key=E♭で考えて見ましょう。

7

Key=E♭の時は、B音、E音、A音に♭が付いています。

♭も左から順番に譜面に記されていきます。

では♭の付く音の順番なんですが、以下の図の通りです。

調号に♭の付く順番

8

B音から順に、左回りに♭が付いていきます。

♭の付く順番の6番目と7番目は、サークルオブフィフスの図では、
B、Eになっていますが、実際、正しい表記としては
Bの部分はC♭、Eの部分はF♭です。

BとC♭は同じ音ですし、
EとF♭も同じ音です。

このように、Keyがどれだと調号がどーなるのか、
よくわからなくなったらサークルオブフィフスを見ると、
答えが書いてあります。

ね、便利な図でしょう?笑

さて、今回で、調号からのKeyの判別の仕方は終わりです。

次は、コード進行からのKey判別法ですね。

これ弾きたい!!って思った曲の、
楽譜やスコアがいつもあるとは限りません。

いつかは、どーしても弾きたい曲の、
耳コピをすることになるでしょう。

コード進行からのKey判別法を知ってると、
耳コピという作業がかなりスピードアップします。

なぜなら、Keyがわかると、主に使われるスケールがわかり、
スケールがわかると、主に使われるコードがわかるからです。

その辺をじっくりやっていきましょう!

ではまた次回!!

shun

PS

う~ん・・。

Keyの解説も、その10を超えるような気がしてきました。
もうちっとどころじゃないかも。

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名前:大沼俊一

ギタリスト、音楽家、ギター講師



~全てのギタリストに音楽の基礎教育と、
音楽を学ぶ事の楽しさを~


このブログでは「僕自身が独学で学んでいた頃、こんなことが知りたかった」と言うテーマで発信しています。

音楽そのものの構造を何も理解せずに、がむしゃらにコピーをしていくのもありと言えばありですが、どうしても練習効率が悪くなりがちです。

この先、どんなジャンルに進むにしても必ず役に立つ、ギタリスト必修の知識を、早い内に身に付けてしまいましょう。

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