さて、今回はひっさしぶりに
 Keyの解説です。
というか、もともと、調号からのKey判別法を
 解説し終わって、次にコード進行からの
 Key判別法を覚えましょう!って話でしたね。
それに伴い、
 ダイアトニックコードのことやらなんやら、
 必要なことをやっていたら
結構な記事数になってしまいました笑
こちらのページに記事がまとめてありますので
 復習にどうぞ!
では、ダイアトニックコードの
 基礎知識を得たところで、
 それをKey判別にどう生かしていくのか?
その辺やっていきましょう。
まず、Key判別において、
 真っ先にやらなければならないこと、
 それは、
ⅠM7を探すこと
になります。
 (メジャーキーの場合)
なぜなら、そのままそのコードが
 Keyを表しているからです。
ⅠM7がCM7なら、Key=Cですし、
ⅠM7がA♭M7なら、Key=A♭です。
Keyに対して一番落ち着く、
 トニックをルートにしたコードが、
 曲のKeyを表しています。
じゃあⅠM7は、どうやって見つければいいのか?
聞き取ってください笑
いや、もーそれしかないんです笑
だってコード進行でのKey判別って、
 譜面やスコアが無い時の方法ですからね。
 (Keyを判別するという観点から見た場合)
譜面とか手元にあったら
 そこに全部書いてありますし。
その耳コピ行為を、スムーズに行えるよう補助するのが、
 今までやってきた、ダイアトニックコードの基礎知識です。
曲を聴く
 →いくつかコードを聴き取る
 →そのコードからKeyを予測する
 →予測したKeyのダイアトニックコードを元に残りを聴き取る
 →予測したKeyが間違っていたらまたいくつかコードを聴き取る
 →以下ループ
 
耳コピとは、上記行為のくり返しです。
なんだか大変そうだなー、って思うかもしれませんが、
 ほとんどの曲は、全体の70%以上が
 その曲のダイアトニックコードで出来ているので、
 慣れればそれほどでもありません。
で、コードを聴き取る方法として、
 具体的にどうするのかというと、
 多くの場合、まずはベースを聴きます。
なぜならベースは、そのコードのルート音を中心に
 ベースラインを組み立てている(事が多い)からです。
ベーシストがラインを組み立てるときに使う音は、
 そのコードのルート、3rd、5th、7thが
 大半を占めます。(普通の歌モノとかなら)
ルート、3rd、5th、7thがわかれば、
 そのコードがなんなのかはわかりますよね?
たとえば、ベースラインが、C音、G音を使っていたら、
 そのコードはCなんちゃらである可能性が高いです。
 (Cコードに対してC音はルート、G音はP5th)
具体的には、C、Cm、C7などが、
 候補にあがります。
ベースやギターから音を採って、
 そのコードがCもしくは、CM7であったならば、
 その曲は、Key=CかKey=Gかなー?
 と予測が立てられます。
(CM7は、Key=CのⅠM7、Key=G時のⅣM7である可能性が高い)
もちろんベースラインだけではなく、
 ギターや鍵盤楽器など、聞こえてくるもの全てを使って、
 曲を分析していきます。
ベースから聴き取るのはあくまで一例です。
このように、予測の補助として非常に便利なのが、
 ダイアトニックコードなどの知識になります。
さて、今回はここまでにして、
 次回、もうちょっとKey判別について
 つっこんだ部分をやっていきましょう。
ではまた!
shun

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