『知識と感情を融合させた表現が出来るギタリスト』になる為の Intelligence & Emotional Guitar

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2015年はプレイ面の解説を重視します。

どうも、大沼です。

今回はタイトルにもある様に、このブログの

『今年(2015年)の方針』

についてお話してみたいと思います。

これまでこのブログでは、音楽理論や楽典をメインに
記事を書いてきましたね。

現状、

『音楽理論(に寄った)ブログ』

みたいになっていますが、元々はもう少し
プレイ面と知識面のバランスの取れたブログ
にするつもりでした。

ですが色々と、“人がつまづいている部分”を見ていると、

『あー。そもそもの“音楽に関する基礎知識”が足りないんだな』

と感じたことから、それについて書いていたら、
気が付けば記事の大半が理論と楽典に。笑

とは言え、これまでお話ししてきた事は、
『音楽をやる人が、当たり前に知っておくべき事』なので、
それはそれで良かったのかな、とも思います。

キチンと学んでいる人であれば、楽曲をコピーする時などに、
得た知識と実際のプレイがリンクする事を感じているはずですから。

さて、世間を見渡してみると、こと、ギターに関しては、
『音楽自体の初心者』でも、出来るだけ躓かない様に配慮された
優良な学習コンテンツが沢山ありますよね。

大概の教材(雑誌、書籍、映像コンテンツなど)は、
恐らく、音楽家の意思疎通の媒体として最高のものであろう、

『譜面』

を、一切読めなかったとしても、ギターを抱えて、
タブ譜の数字が読めれば、どうにか出来るようになってますから。

もちろん僕自身、14才でギターを始めた時点で、
音楽体験は小~中学校の授業のみだったので、音楽初心者として、
それらのコンテンツには非常に助けられてきました。

しかし一方では、その、ある種

『恵まれすぎている』

とも言える環境によって、ある程度上達すると、

『音楽の基本的な部分をすっ飛ばして進めてきた事によって、
途中から逆に前に進めなくなる』

と言う状況がある様に思います。

基本的に今、このブログを読んでいるあなたは、おそらく、

『好きなアーティストの楽曲(プレイ)をコピーする』

事をメインの練習としている事でしょう。

ただ、『1曲コピーすること』から習得できるスキルを
くまなく得ることが出来ている人は
少ないのではないかと思います。

このような実感がある人、無い人、といると思いますが、
実は、

『1曲コピー(習得)すること』

から得られる情報(ノウハウやアイディア)と言うものは、
“音楽の構造(の基本)がわかっている人”にとっては

『凄まじいもの(量)』があり、

その量を担保するのは、
“自分の技術、知識、感性の総合体”としての『実力』です。

ちゃんと楽曲を、音楽的に分析、理解できる人が1曲コピーするのと、
そうでない人が1曲コピーするのでは、インプットできるスキルの
質、量、共に大違いなのです。

その辺りが特に、仮に同じような練習をしていたとしても
人によって出てくる、上達の『差』になってくるわけですね。

僕自身、正統な音楽教育(何を持って正統とするのかは置いといて)を
受けてきたわけではないので、大人になってから、
クラシックプレイヤーが子供の頃から学んでいるような事を、
少しずつ勉強してきました。(今も継続しています)

多くの人は、楽典や音楽理論と言うものは、
“難しい”、“わかりにくい”と言う印象を
持っているかもしれません。

しかし、クラシックや、本格的なジャズ、フュージョンなどの
音楽的に複雑で高度なジャンルに進むのでなければ、
子供でも当たり前に理解できるようなレベルで十分なのです。

逆に言えば、自分自身の、効率の良い上達を望むならば、

『子供でも当たり前に理解できるようなレベルの知識』

くらいは、最低でも必要だと言う事です。

クラシックなどで音楽教育を受けている子供達は、
フツーに譜面を読めますし、楽典や音楽理論も
一定以上は理解してますからね。

子供でも理解できるものですので、
我々の様な、一定以上の年齢になった人でも、
ちゃんとやれば当たり前に習得できるものです。

ただ、個人的には、
音楽理論をわかりにくくする理由の1つとして、

『使っている言語の違い』

があると思っています。

住んでいる国によって、日本語や英語、ドイツ語など、
言語の隔たりがある様に、

『我々が普段使っている言語(主に日本語)』

と、

『音楽と言うジャンルで使う言語(専門用語)』
(音楽用語は主に、イタリア語、ドイツ語、
英語あたりが使われていますよね)

が違うことが、それをわかりにくくする
原因の1つだと思っています。

これらの事から、まずこのブログをやるにあたり、
最初に考えていた事は、

『最初はわかりにくいであろう音楽言語を、
音楽初心者でもわかりやすい形に翻訳する事』

でした。

その音楽言語には、“なんとかスケール”やら“key(キー)“やら
“ダイアトニックコード”などと言ったモノがありますが、
それらが示している意味を知らずに音楽をやっていく事は、
真っ暗闇の中を手探りで進んでいくようなものです。

どんな分野でも、『当たり前に知っておくべき事』があり、
それらを習得せずにスムーズに上達することなど、
不可能(に近い)でしょう。
(もしそれが出来る人であれば、「上達に悩む事」はほぼ無いはずです。)

今、「自分が進みたい方向があるけれども、上手く進めない」
のであるならば、大なり小なり、

『今の自分には、何か足りないものがある』

と言う事です。

そしてその『足りないもの』が、『“基本的な音楽の知識”である人が多いな』
と言うのが、様々な人の相談を受けていて、僕が感じることです。

その辺り、しっかりと必要なピースを揃えていった人は、
大なり小なり、スムーズに上達していくはずですから。

と言う事で、実はその『必須項目』については、これまでの内容で、
ある程度、ちょうど良い所まで進んだ感があります。

よって、今年(2015年)は、

・それらをどう使っていくのか?

・既存の楽曲ではどう使われているのか?

と、言うような、『実際のプレイ面』についての
内容を増やしていこうと思っています。

その前身としてのコンテンツが、
少し前のアドリブの記事ですね。

一応、名目としてはアドリブ講座の形をとっていますが、
大体の創作活動は、地道なフレーズ作りに近いモノがあるので、
フツーに作曲やアレンジをする時にも似たような作業をします。

なので、これから発信していく内容は、
音楽をやる上で、大概の事に使えるでしょう。

後は他にも、ごく一部の人にこっそり配信している、
ギター総合講座があったりするのですが、
そういったものも公開しようかと考えています。

僕の発信は、どちらかと言えば、

『○○と言うテクニックが出来る様になる方法』

のような、具体的なテクニック論はあまり無いですよね。

この辺は、世の中には山ほど良い教材がありますし、
他にやっている人が沢山いるので、
僕がやる必要性をあまり感じないんですよね。

(とは言え、やる必要がある、と思う事があればやりますが)

僕の発信では、どちらかと言えば、

『音楽の考え方』や『観察、分析の仕方』

見たいな部分を重視して行きたいと思っています。

なぜなら、その辺りの力を鍛えれば、あなたの

『自己解決力がアップするから』

です。

基本的に誰しも、ギターを自由自在に弾けるようになりたい、
アドリブや作曲を思い通りに出来る様になりたい、
と思っているはずですから。

これらの目標を達成するには、テクニックはもちろんの事、
知識面も含めた、自分自身の

『音楽家としての総合スキル』

を上げていかなければいけません。

なので、具体的なテクニック強化も大事なのですが、
もっとあなたが音楽を深堀する事が出来る様になるような、
そんなコンテンツを作っていきたいと思っています。

と、言うことでもう四月も終わりに近いですが、
2015年の抱負でした。

ではまた。

大沼

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プロフィール

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名前:大沼俊一

ギタリスト、音楽家、ギター講師



~全てのギタリストに音楽の基礎教育と、
音楽を学ぶ事の楽しさを~


このブログでは「僕自身が独学で学んでいた頃、こんなことが知りたかった」と言うテーマで発信しています。

音楽そのものの構造を何も理解せずに、がむしゃらにコピーをしていくのもありと言えばありですが、どうしても練習効率が悪くなりがちです。

この先、どんなジャンルに進むにしても必ず役に立つ、ギタリスト必修の知識を、早い内に身に付けてしまいましょう。

ギターテクニックと、感性、知識、音楽理論を結び付ける事が、圧倒的な上達スピードを生み出す秘訣です。


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