『知識と感情を融合させた表現が出来るギタリスト』になる為の Intelligence & Emotional Guitar

  1. key(キー)について
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Keyのお話その7

さて、今回はひっさしぶりに
Keyの解説です。

 

というか、もともと、調号からのKey判別法
解説し終わって、次にコード進行からの
Key判別法を覚えましょう!って話でしたね。

 

それに伴い、
ダイアトニックコードのことやらなんやら、
必要なことをやっていたら

結構な記事数になってしまいました笑

 

こちらのページに記事がまとめてありますので
復習にどうぞ!

 

では、ダイアトニックコードの
基礎知識を得たところで、
それをKey判別にどう生かしていくのか?

 

その辺やっていきましょう。

 

まず、Key判別において、
真っ先にやらなければならないこと、
それは、

ⅠM7を探すこと

になります。
(メジャーキーの場合)

 

なぜなら、そのままそのコードが
Keyを表しているからです。

 

ⅠM7がCM7なら、Key=Cですし、

ⅠM7がA♭M7なら、Key=A♭です。

 

Keyに対して一番落ち着く、
トニックをルートにしたコードが、
曲のKeyを表しています。

 

じゃあⅠM7は、どうやって見つければいいのか?

 

聞き取ってください笑

 

いや、もーそれしかないんです笑

 

だってコード進行でのKey判別って、
譜面やスコアが無い時の方法ですからね。
(Keyを判別するという観点から見た場合)

 

譜面とか手元にあったら
そこに全部書いてありますし。

 

その耳コピ行為を、スムーズに行えるよう補助するのが、
今までやってきた、ダイアトニックコードの基礎知識です。

 

曲を聴く
→いくつかコードを聴き取る
→そのコードからKeyを予測する
→予測したKeyのダイアトニックコードを元に残りを聴き取る
→予測したKeyが間違っていたらまたいくつかコードを聴き取る
→以下ループ

耳コピとは、上記行為のくり返しです。

 

なんだか大変そうだなー、って思うかもしれませんが、
ほとんどの曲は、全体の70%以上が
その曲のダイアトニックコードで出来ているので、
慣れればそれほどでもありません。

 

で、コードを聴き取る方法として、
具体的にどうするのかというと、
多くの場合、まずはベースを聴きます。

 

なぜならベースは、そのコードのルート音を中心に
ベースラインを組み立てている(事が多い)から
です。

 

ベーシストがラインを組み立てるときに使う音は、
そのコードの
ルート、3rd、5th、7th
大半を占めます
。(普通の歌モノとかなら)

 

ルート、3rd、5th、7thがわかれば、
そのコードがなんなのかはわかりますよね?

 

たとえば、ベースラインが、C音、G音を使っていたら、
そのコードはCなんちゃらである可能性が高いです。
(Cコードに対してC音はルート、G音はP5th)

 

具体的には、C、Cm、C7などが、
候補にあがります。

 

ベースやギターから音を採って、
そのコードがCもしくは、CM7であったならば、
その曲は、Key=CかKey=Gかなー?
と予測が立てられます。

(CM7は、Key=CのⅠM7、Key=G時のⅣM7である可能性が高い)

 

もちろんベースラインだけではなく、
ギターや鍵盤楽器など、聞こえてくるもの全てを使って、
曲を分析していきます。

 

ベースから聴き取るのはあくまで一例です。

 

このように、予測の補助として非常に便利なのが、
ダイアトニックコードなどの知識になります。

 

さて、今回はここまでにして、
次回、もうちょっとKey判別について
つっこんだ部分をやっていきましょう。

 

ではまた!

 

shun

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名前:大沼俊一

ギタリスト、音楽家、ギター講師



~全てのギタリストに音楽の基礎教育と、
音楽を学ぶ事の楽しさを~


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音楽そのものの構造を何も理解せずに、がむしゃらにコピーをしていくのもありと言えばありですが、どうしても練習効率が悪くなりがちです。

この先、どんなジャンルに進むにしても必ず役に立つ、ギタリスト必修の知識を、早い内に身に付けてしまいましょう。

ギターテクニックと、感性、知識、音楽理論を結び付ける事が、圧倒的な上達スピードを生み出す秘訣です。


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