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【ギターと音楽の教科書】vol.07.5『2つの3rdの位置を把握する為のトレーニング 』

vol7.5 2つの3rdの位置を把握する為のトレーニング

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では今回は、vol7.5ということで、前回やった「3rdの把握」の具体的なトレーニングフレーズを紹介します。

前回の指板図だけでは、少し練習しにくいと思いますので。

これまでもそうでしたが、これからも“覚えるべき事”というのは、結構出てきます。

この辺り、関係性のある内容は色々な事例をだして繰り返し練習しますし、大きく話を変えるまでは長めにスパンを取るつもりですので、焦らずじっくりとこなしていってください。

ペンタもポジションは全部やりましたが、その後もソロの実例などでトレーニングは続けてますよね?

こんな感じで、1つの事を学んだらしばらくは続けますので。

やっぱりギタープレイはペンタトニックが基本ですからね。

後、この講座の受講者の方で「メモをとっている」という方がいらっしゃったんですが、テキストをノートにまとめたりプリントアウトしたりすると、練習がしやすくなるのでそういった事はかなりお勧めです。

僕自身も、大抵のものはノートや譜面に書き出したり、練習に必要なスケール表などはファイルにまとめたりしています。(と言うか、どんな分野でも、学習をしている人はやっている事かと思います。)

「学習効率を上げるための努力」も上達の重要なポイントですからね。

と言う事で、前回、概要を解説した、2つの3rdの位置を把握する為の具体的なトレーニングフレーズに入っていきましょうか。

前のテキストでも書きましたが、「なぜそこの音を3rdと呼ぶのか?」については後で解説しますので、今は、『トニック(もしくはルート)から見て、ここに3rdの音(M3rdかm3rd)があるんだ』ということだけ分かっていればOKです。

この『音名と位置の把握』は、今後、音楽理論を学んでいく為の基礎になります。

スケールとコードの構成や楽曲のKeyの考え方など、様々なことを理解するのに必要になってきますので。

後、なんとなくのアドリブではなくて、音楽的にしっかりとしたアドリブが出来るようになる為にも知っている必要がありますので、じっくりと1つずつ覚えていきましょう。

では、まずはM3rdから。

指板の全体図を見てみます。

分かりやすいように、トニックは前回と同じC音でやります。

図1、各弦のC音(tonic)から見たE音(M3rd)の位置

前回も載せたものですね。

とは言え、この図を出されただけでは「覚えろ」と言われても、練習がしにくいと思うので、
練習譜例を作りました。

譜例1、各弦のC音(tonic)から見たE音(M3rd)の位置

各弦(6~2まで)のC音の位置から、1小節の範囲で、全てド(C)⇒ミ(E)⇒ソ(G)⇒ミ(E)⇒ド(C)と弾く譜例になっています。

1つのトニックの位置(今はC音)から、それぞれ2パターンずつのフレーズになっていますので、お互いのM3rdの位置と指使いを覚えて、どちらでも弾けるようにしていきます。

指使いは全体的に最初の2小節に書いたような感じです。

もちろん場合によっては、弾きやすいものに変えてもらっても構いません。
(7、8小節目だけ少し変わります)

今回は、トニックがC(ド)音なので、そこから見ると、M3rdにあたる音はE(ミ)音になりますよね。

この様な音名での把握も大事ですが、トニック(ルート)とM3rdは2全音(4フレット分)離れている、
という、ギターの指板上での物理的な距離も理解しておいてください。

と、言うことで、前のページに載せた指板図とも照らし合わせて、音を確認しながら、トニックとM3rdの、2つの音の指板上の位置関係を把握しておきましょう。

それと、フレーズに入っているG(ソ)の音なんですが、これも理論を学ぶ上で重要な音(と位置)です。

とりあえず今は、3rdだけでも十分ですが、もし余裕があれば把握できるようにしておいてください。

後は、今回の譜例は、基本的には3rdの位置を把握できるようになることが目的なので、いきなり上手く弾こうとする必要はありません。

もちろん、上手く弾けるに越したことはないので、後々は演奏クオリティのアップも目指して欲しいのですが、まずは位置を把握することに注力しましょう。

では次に、もう1つの3rd、m3rdの位置についてです。

指板上の全体図は以下の様になっていましたね。

図、各弦のC音(tonic)から見たE♭音(m3rd)の位置

これも練習譜例を作ったので、M3rdと同じように弾いてみてください。

譜例、各弦のC音(tonic)から見たE♭音(m3rd)の位置

こちらの譜例も、大方の指使いは最初の2小節に書いたような感じです。

指使いを迷いそうな7~9小節には、別途指使いが書いてあるので、それを参考にしてください。

この、3~2弦間(7~9小節間)のパターンは、実用的なものが3種類あるので、他の弦のパターンより1小節多くなっています。

こちらのm3rdのフレーズは1小節ごとに、
ド(C)⇒ミ♭(E♭)⇒ソ(G)⇒ミ♭(E♭)⇒ド(C)
というフレーズです。

C(ド)音からみてm3rdはE♭(ミ♭)でしたよね?

こちらも、指板の全体図と見比べながら練習してください。

先ほどのM3rdの時にも書きましたが、こちらのm3rdの方も、トニックとの音程的な距離(1音半)と、物理的な距離(フレット数、3フレット分)のどちらでも把握できるようにしておきましょう。

さて、今回の譜例は以上になりますが、発展的な練習として、「トニックを変えて同じ練習(各3rdの把握)をしてみる」と言う事もやってみてもらいたいと思います。

例えばトニックを変えて、ハイフレットの位置で同じようなフレーズを弾こうとすると、今回の譜例とは違った指使いの方が弾きやすいものも出てくるはずです。

この様に、自分なりに工夫を凝らして、学んだ練習を発展させてみる事もやっていきましょう。

それが一番、あなたの実力アップに繋がります。

もしかしたら今回のトレーニングは、今の段階では、練習の効果を実感しにくいかもしれません。

ですが、最初にも言ったように、このような『音の名前と位置の把握』は非常に重要で、これから引き続き学んでいく、「ギター演奏の方法論」のベースとなる知識です。

実際のところ、この練習は先々の予習みたいなものです。

練習としてはかなり簡単なものですが、もう少し音楽的な理解が進んだ時、きちんと効果を実感できますので、今の内にしっかりとマスターしておきましょう。

それではまた次回。

ありがとうございました。

大沼

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名前:大沼俊一

ギタリスト、音楽家、ギター講師



~全てのギタリストに音楽の基礎教育と、
音楽を学ぶ事の楽しさを~


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音楽そのものの構造を何も理解せずに、がむしゃらにコピーをしていくのもありと言えばありですが、どうしても練習効率が悪くなりがちです。

この先、どんなジャンルに進むにしても必ず役に立つ、ギタリスト必修の知識を、早い内に身に付けてしまいましょう。

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